オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「ストレッチのやり過ぎに、注意!」

今回の腰痛の件で、痛みもそうだが、ガッカリしたこともあった。というのは、もう2か月以上も腰のストレッチも、エアロバイクもずっと続けてやっていたのに、その効果が感じられず、いとも簡単に腰痛が復活し、背中や脚の筋肉も張ったり痛んだりしたことだ。

「効果がないのか?」と疑心暗鬼になった。良くなると思って、頑張ってずっと続けていたのに。それで、今まで寝る前と起きた時にやっていた、寝ながら膝を立てて左右に足を動かすストレッチをまず止めた。今はこれをやると、腰の痛みが増すような気がした。腰の痛みが治まったら、再開するつもりだ。

それと、これも寝る前と起きた時にやっていた、寝ながら膝を抱えて腰を丸めるストレッチも止めた。その代わりに、以前やっていた、壁に寄りかかって前のめりに上半身を倒すストレッチに替えた。

          

このストレッチは、以前やっていたが、逆に腰や上半身が痛くなって止めた経緯がある。しかし、そのときは強く前に曲げ過ぎていたのが原因だった。そのストレッチの本にDVDが付いていたので、改めてじっくりと見てみた。

すると、ゆっくりと軽く前に体を倒し、3秒ほどで元の姿勢に戻っている。自分の場合は、強くやれば効果も大きいと思い、苦しくなるほど思い切り前に体を倒し、5秒ほどそのままでいた。だから、背中や腰にかなりの負担がかかって、痛くなったのだろう。

それで、今度はDVDのように、ゆっくりと軽く3秒ほど体を前に倒してやっている。このストレッチを当分、続けてみようと思う。ストレッチもエアロバイクもそうだが、なんといってもこの年齢だし、持病も色々とあるので、無理をしないでやらないとダメだなあと、強く感じた。

脊柱管狭窄症の本を読んでいたら、驚くことが分かった。ラジオ体操のことだ。ラジオ体操が作られた当時は、日本人の平均寿命は男性が60.8歳と女性が64.9歳で、60歳以上の人が毎日行う前提で作られていなかったそうだ。それで今、60歳以上の人が勢いをつけてラジオ体操の前屈や後屈をやって腰を痛め、病院に行く人が何人もいるそうだ。下の図は、側屈だが同じようなものだろう。

        

60歳以上になると、運動も無理をせずにやらないと逆効果になるようだ。自分の場合は、骨粗しょう症の持病もあるので、尚更、注意が必要だ。精神的にも「ゆっくり動く」ことが大切だと前に書いたが、肉体的にも同じことだ。要は、なにごともやり過ぎず、ゆっくりやることが大事ということだろうな。