オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「こういう旅行がしたかった!」

Amazonの読みたい放題の本も見尽くして、もう読む本がほとんどなくなった。有料になれば、面白かった本の続きを読めるが、意地でもしない。Amazonの策略にハマってたまるか。それで、あまり興味がない本にも手を出してみるかということで、旅行本を読んでみた。女性向けの漫画本だが、「北欧!自由気ままに子連れ旅 織田博子」という題名の本だ。

小さな子供を連れて、夫婦で北欧を旅行する話だが、読んでいる内に、「こういう旅行って、いいなあ。俺はこういうことをしたかったのかなあ!」と思えてきた。奥さんが書いている絵も、ほのぼのとして実に暖かく、自然の緑や空の色も優しくて、心が潤う。女性の漫画家って、個性があって、魅力がある絵を描くもんだなあと感心する。

北欧は、冬の日照時間がほとんどないので、それ以外の期間は少しでも外に出て、日を浴びる習慣だそうだ。だから、自分の家の庭や公園で頻繁にピクニックをし、キャンプにも行って、とにかく外に出る。そして、食事をしたり、芝生の上で遊んだり、寝転がったり、空を見たりして、自然を満喫する。そんな絵を見ていたら、自分が忘れていたことが甦って来た。

 

         

ゆったりとした、そんな贅沢な時間を過ごせたらいいなあ。この家族は倹約旅行で、キッチン付きのところを借りて、家族で街に食材を買いに行き、奥さんが自炊して食事する。奥さんが、「こんな、倹約旅行で悪いね」と旦那に言うと、旦那は「いや、こういう旅行もいいね」と言う。素敵だなと思う。

自分も「こういう旅行」をしたかった。地元の食材をスーパーや市場で買って、簡単な料理だけど作って食べる。日本では見られないような、珍しい食材ばかりだろうけど、どんな味なのか興味津々で食べてみる。実に楽しいだろうなあ。

こんな体験をいつか、孫達にさせてやりたいなあと段々と思ってきた。こんな世界が、こんな楽しみ方があるのだと見せて、体験させてやりたい。「物や金があれば贅沢できて幸せだ」ということではなく、もっと素敵で素晴らしいものがあるんだと思って欲しい。男の孫が2人、女の孫が1人いるが、一緒に連れて行ってみたい。

 

         

国内で、田舎の山奥で旅館などをやっているところがあり、TVで見たことがある。1日に1家族限定だけのところは、近くに山菜取りに行ったり、野菜を採ったり、小さな小川で水遊びをしたりして、子供達も大喜びだ。こんなところにも、孫達を連れて行ってみたい。デジタルの楽しみばかりではなく、アナログの楽しみを知って欲しい。

この本を読んで、「これを俺はやりたかったんだ」「俺が求めていたのは、これだったんだ」と思った。それで、これからが自分の悪い病気が出て来るのだが、鬱から時々躁になる時がある。躁のときは、なんでも出来るような気になる。俺に出来ないことはないと思う。最近、ちょっとそれになってる。気功と座禅のせいか? やっと効果が出て来たか。

もし将来、孫達を海外に連れて行くなら、俺も英語を少しは話せないとダメだなと思った。それで、60歳から学ぶ英会話とかいうような本をすぐ、注文した。CD付なので、出勤の往復の車の中で聴くことが出来るぞと。しかし、今まで何度も覚えようと思っては、俺には無理だという挫折を繰り返していた。実際、その度に買った英会話の本は、毎回、ブックオフに行った。躁になると、同じことを繰り返す。

 

        

それでも、やってみよう。あのエジソンが「失敗しなかったということは、なにもしなかったということだ」と言ってる。自分も今まで色んなことをやって、失敗ばかりした。でも、エジソンいわく、「失敗ではなく、すべては成功するためのステップだ」と。 批判ばかりする奴は、何もしなかった奴だ。だから、俺はやる!そして、本はブックオフに。 あれこれと、まとまりのない話になったな。