オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「新たな、ダブルワーク」

■週に1日半の仕事

新たなダブルワーク先の業務引き継ぎが、先週あった。1時間ほどだったが、メインの管理人が、色々と教えてくれた。どんな人かと不安でいっぱいだったが、すごく親切で良さそうな人だったのでホッとした。以前、勤めた管理人の仕事のときは、あまり良い管理人ではなくて、結構、大変な目にあったからだ。職場は、人によって大きく左右される。

今回、メインの管理人が作成したマニュアルは詳細に書いてあり、管理人室の中も引き出しの中もきちんと整理されていて、几帳面な人のようだ。この管理人は月火水金と土曜の午前中の出番で、メインになる。自分は、木曜の朝9時から午後5時まで、土曜日はメインの管理人が午前中で、自分は午後1時から午後5時までの半日仕事だ。週に1日半の仕事なので、メインの管理人の予備というところだ。

今度の仕事先のビルは8階建で、1階から3階までに色々な病院が入っていて、4階から8階までがマンションだ。それで、テナントの1階から3階まで病院が入っていて、フロアのソファの角だとか、手すりだとか、トイレのスイッチとかを拭き取り消毒し、電気の消灯とかもする。そして、その上のマンションも、エレベーターのスイッチの拭き取り消毒や、廊下の窓の点検や非常階段の点検、照明の点検がある。外回りの清掃もある。

 

         

■問題は、オーナーか?

今のマンションの仕事とは、大幅に違う。まあ、これも気分が変わって、面白いか。 ということで、メインの管理人も優しくて良さそうな人で助かったが、一つだけ懸念材料がある。それは、このビルの所有者のオーナーのことだ。このビルの近くに住んでいて、頻繁にここに様子を見にやってくるという。個人で所有しているビルのようだ。

日報もよく見るようで、普通のマンションの担当者とはかなり違う。普通、担当者は日報はまず見ることがない。今のマンションの担当者も、2年少し経つが一度も見たことがない。オーナーは、このビルの近くに住んでいるようで、土地成金なのかもしれない。

実はそのオーナーに、一度会ったことがあるらしい。というのは、この仕事に応募する前に、一度下見に行った。そのとき、管理人らしいオジサンが玄関にいたので、「ここの管理人さんですか?」と聴くと、そうだと言う。「ここの仕事はどうなんですか?」、「忙しいんですか?」と何度か聴いたら、オドオドして小声で「答えられないんです…。今、本社から人が来ていて…」と、怯えたような顔をした。

 

           

■どこも一長一短だな

見ていたら、玄関の照明のチェックをしている作業服姿の2人がいた。その中の偉そうなオヤジが、管理人に色々と質問してウロウロしていた自分に「お宅は誰なの?」と、ジロッと見て言った。電気屋なのに偉そうだなあと思っていたら、それがオーナーだった。メインの管理人さんが、「少し前に、管理人に色々と聴いてくる不審な奴が来た、とオーナーが話していた」と言った。自分のことだ。

あの背が高くて、メガネをかけて威張って偉そうなのが、オーナーだったとはね。 自分の出番の時に、間違いなく様子を見に来るはずだ。憂鬱だ。「あのときの奴か!」と、すぐ首になるかもしれない。これだけが、今のところ懸念材料だが、クレーマーもいないというので、なんとかなるだろう。 しかし、どこも一長一短だな。

今回の仕事も、初めての仕事が色々とあって、1時間だけの引き継ぎでは分からないことばかりだ。何度も、メインの管理人に確認したり、聴いたりしないとダメだな。今までの管理人の仕事とは結構違うけど、その内、慣れるだろう。18日が初出勤だ。