オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「郵便ポストの製作」

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製作中の郵便ポストの各パーツがかなり出来てきたので、クランプで押さえて仮組立てをしてみた。ところが色々と疑問点が出てきて、一時中断した。ネットで見た「主婦が作った郵便ポスト」の簡単な設計図を元に作っていたのだが、まず丁番の取付方法が設計図には書いてなかったので、自分で適当に丁番の位置を決めた。

トリマーで丁番の位置を掘り、掘り終わって丁番を合わせて、上蓋と本体を合わせてみたら、上蓋と本体の後方に隙間が出来た。これでは、雨の日や冬の日に、ポストの中に雨や雪が入って濡れてしまう。そうならないように、どうやって丁番を取り付けたらいいのかと、またネットで調べ直した。

色々と調べていたら、丁番の本体の取付位置が間違っていた。しかし、本来の位置に取り付けたら、今回の丁番が大きすぎてはみ出す。今の丁番の大きさに合わせて掘る治具も作ったばかりなのに、面倒なことになった。他の木工製作の郵便ポストの画像を見ていたら、丁番の取付位置が違っていて、簡単に取り付けているのがあったので、その方がいいかもと思って来た。

それと、今製作している郵便ポストを仮組立していたら、上から郵便物を入れて上からそれを取り出すようになるのだが、幅が狭くて深さもあるので、実際に手を入れてみたら、底に横になっている郵便物などは取り出しにくいことが分かった。もっと幅があって広く、底も浅い方が郵便物などを取りやすいと思ったが、まったく設計を変えてみて、上から郵便物を入れて下の方から取り出す、という風にした方がいいかなと思っている。

ということで、今製作してるのは試験的に色々とやってみようと思い、ノコギリで高さを2センチほど切って短くした。それと、斜めの勾配もきつ過ぎたので、ゆるくした。実際に製作してみると、自分が想像していたものと違うことが多く、改良しないと自分の思っていたものにはならない。もうすぐ完成だと楽しみにしていたが、またやり直しということだが、新たな知識が増えてきて、実用的な良いものが出来てくるので、楽しいことではある。

今までは、使いやすさも出来栄えもあまり考えず、ただ早く作って早く使うことばかり考えて、急ぎ過ぎていた。アメリカの絵本画家で園芸家のターシャ・テューダーの「価値のある良いことは、時間も手間もかかるもの」という言葉がある。その通りだと思う。

「敬老の日の対象者って」

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昨日、隣の家のEさんが自分の歳を聴きに来た。「何歳になったの?何年生まれなの?」と聴くので、65歳になったと言うと「それじゃあ、町内会の敬老の日の贈り物の対象者だな」と言う。Eさんは、今年は町内の班長で、敬老の日の贈り物の対象者を調べていたそうだ。

「ええー!俺はもうそんな歳になっちゃったのか!」とショックだったが、そうか後5年で70歳になるのかと思うと納得出来た。「しかし、あっという間にこんな歳になってしまって、信じられないですよ」と自分が言うと、Eさんも「ホントだよなあ。あっという間だよなあ」としみじみと言った。

「ちなみに、Eさんは何歳でしたっけ?」と自分が聴くと、今年で73歳だという。自分よりも3歳くらい年上だと思っていたが、8歳も年上なので驚いた。「でも、若いですよねえ?」と自分が言うと、笑って「頭がパーだからなあ。だけど、まだ働いているからかもしれないな」と言っていた。働いて人と触れ合うことがあると、そうなのかもしれない。

それと、このEさんはとても好奇心が強いというのか、我が家の駐車場の向かいがEさんの家なのだが、自分や嫁が何時に車で出かけて行ったとか、子供が帰って来たようだねとか、誰それが遊びに来てたのかいとか、それはすごく細かく我が家の出入りについて知っている。

近所の人のことも、Eさんに聴くとだいたい分かる。町内のCIAのような人だ。映画「ミッション・インポッシブル」の主役が、諜報部員″イーサン・ハント”というのだが、Eさんのことを”Eさん・ホント”と呼んでいる。こういうところも、老化しない原因なのかもしれない。

自分が敬老の日の対象者になっていたとはショックだったが、悪い腰が久しぶりに昨日から少し痛み出して、ロキソニンの痛み止めの湿布を貼っている。アンメルツも気休めに、その周辺に塗ったが、寝ていても時々痛み出したので、起きて痛み止めの薬を飲もうかと思ったが我慢した。朝起きたら、痛みは良くなっていたが腰はまだ重い。こんなところも、もう年寄りなんだなあ。

こうして体も弱くなり、気力も失せてきて、果たして死ぬまで充実して生きて行けるのだろうかと考えるようになってきた。朝起きて、希望というか、気力というか、楽しみがなくて、どうやって今日一日を生きて行こうかと悩んでるようではダメだなあと、ずっと思っていた。

最近ずっと聴いていた五木寛之氏のCDの中で、「ホントに些細と思えるような趣味や小さな楽しみが、生きて行くための大きな支えになる」というようなことを話していたのを聴いて、成程そうかと思った。大きな楽しみや生き甲斐ばかりを今までずっと求めて探していたが、そうじゃないんだと思うようになってきた。メーテルリンクの「青い鳥」だ。

1週間ほど前から、家の玄関ポストが老朽化して来たので、家に有る木材を使って製作している。今までの「質より速さ」をモットーとしてきたやり方を変えて、考えながら少しずつ時間をかけて、丁寧にゆっくり製作するようにした。板の接着から始まって、ヤスリ掛けを終えて、今度は何色に塗ろうかとネットで色々なポストを見て考えている。そして、どんな字体や色で、どの位置に「Mail Box」と書こうかと考えている。

ポスト上の開閉フタの丁番の取り付けがあるが、この丁番の取り付け場所を丁番の厚さ分だけ掘る作業がある。やらなくても良いが、やるとキレイに仕上がるので、ネットで調べた”トリマーで正確に掘る治具”を、昨日作ってみた。実際に使ってみたら掘り過ぎてしまい、寸法を間違っていたようだ。

今日は調整し直して、再度挑戦しようと思っている。ということが、今朝起きた時にすぐ頭に浮かび、楽しみになった。それと、ホーマックで気に入った色の塗料の一番小さいのを買って来て、試し塗りをしてみて、実際にどうなるか見てみるのも楽しみだ。こんな些細なことが、この老人の生きていく力や支えになっている。

「最近の機器には、付いていけない」

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車の中で、音楽などを頻繁に聴いている。トヨタ車の純正カーコンポで、自分の前の車から外して取り付けてもらったものだ。カーナビとオーディオと地デジ機能が一体になっている古いもので、ラジオや自宅のパソコンでお気に入りの音楽を編集し、CDに録音したのを聴いている。

最近、作家の五木寛之が語る色々な話のCDを買ったので、それをずっと車中で聴いていたが、全部で12枚もあるので毎回入れ替えなければならない。一通り、12枚すべてのCDを聴き終わったが、五木氏の語りも良くて、話の内容も深いので、再度聴き直していたが、1枚ずつ入れ替えするのが面倒だなと思っていた。音楽CDも聴いたりするので、頻繁に入れ替えするので大変だ。

色々と考えていたら以前、このカーコンポにあるSDカードの読込み機能を利用して、音楽などを再生していたことを思い出した。容量が4GBのSDカード1枚に、かなりの曲が入るので、専用ソフトを使って入れて聴いていた。音質は、wav形式で録音したCDと比べると、mp3形式なので落ちるが、まあまあ聴けないというほどではなかった。

しかし、録音して曲を並べたりする機能とかが上手く出来ず、次第に使わなくなっていた。今回録音したいのは音質は、ほとんど関係ないので、そのSDカードに五木寛之の12枚のCDをまとめて入れてしまおうと考えた。そうしたら、毎回入れ替えすることもなく、音楽CDと併用できるので便利だ。

早速、パソコンに取り込んだwav形式の五木寛之氏のCDのデータを、mp3形式に変換するためにフリーソフトを使った。何んとかすべての変換が終わって、そのままSDカードにそのデータを移して、車で聴いてみたら「データが読み込めません」と表示された。

そういえば専用無料ソフトの「SD JUKEBOX」というのを使ってSDカードにコピーしないと読み取れないということを思い出し、もう既にパソコンからはアンインストールしているこのソフトをネットで探して、インストールしようと思ったら、なんと廃版になっていた。

色々と探してみたがどこにもなく、他にも探している人達がいたが、やはり廃版ということで、代わりになるようなソフトも無いようだった。販売元のトヨタの販売店にも聴いてみたが、そのようなものは無いということだった。

トヨタの人は、そのカーオーディオには「Bluetooth」が付いているかと言っていたが、調べてみると古い機器なので付いていない。付いていたら、それを利用したらどうかということだったが、第一もし付いていたとしても送る方にもそれが付いている機器が必要になるだろうし、もうどうしていいのか分からなくなった。

ところで、今の新しい車には、CDを聴く機能はほとんど付いていないそうだ。もう、CDの時代ではないそうだ。この年寄りには、こんなに早過ぎる流れには付いていけない。おいて行ってくれー!

「すごい野菜ラーメンを食べた」

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久しぶりに、「さんぱち」に入ってみた。野菜ラーメンを食べてみた。血糖値がずっと高いので、少しでも気休めに野菜が入っているのということだったが、大盛りではないが、すごい山盛りのモヤシの量。食べても食べても、肝心の麺がまったく見えて来ない。

「俺は麺ではなく、モヤシを食べに来たのか!」と思ったが、とにかく食べても食べても、掘っても掘ってもモヤシが延々と続き、なんとなく腹が膨らんできた時に、やっと麺が現れた。

「ウワー!これから麺を食べれるだろうか?」と思ったが、昔から食べ物を残すことが出来ない性分なので、吐きそうになっても最後まで食べなければならないと、必死の思いで食べた。そして、完食した!さすがに汁は、ほとんど残してしまった。汁を残すことは珍しい。

食べ終わって車に戻ると、腹がバンバンになって苦しくて、すぐバンドをゆるめた。もう、血糖値がどうのこうのという話ではなくなった。良かれと思って頼んだ野菜ラーメンが、逆にひどいことになった。苦しくて動けないので、少し車の中で休んでいた。

しかし、すごいラーメンがあったものだ。きっと、この野菜ラーメンは、高校生や学生で運動部に入っている連中が食べるもんで、普通の人は食べれるものではないだろう。客層を見たら年配の人がほとんどだけど、一体このラーメンは誰を対象にしているのだろうかと思った。

味自体はまあまあ悪くはないのだが、こんな量を中高齢者で食べれる人が、果たしているのだろうか。まさか、取り皿をもらって、1つのものを2人で分けて食べるということなのだろうか。それなら、1人分としては安いと言えるが、それはやらないだろう。今度、かなり腹が減っている時に行って、再度チャレンジしてみようか。

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端に麺のように見えるのはすべてモヤシで、更にそこからモヤシの山がそびえ立つ

「“2回目のサイクリングロード”の続き」

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2回目のサイクリングで北広島駅方面に走っていたら、向かい側から歩いて来た70~80代くらいの男性と目が合い、その男性が自分に向かって何か言ったので、自転車を停めた。すると、その男性が「その自転車はどうしたの?」と聴くので、「少し先の自転車の駅というところで、レンタルで1日300円で借りました」と答えた。

「おー、それはいいなあ!」と驚いていたが、歩くのに疲れ果てているようだった。しかし、礼の1つも言わなかった。パートで、ガソリンスタンドの受付をやっていたときも、マナーが悪いのは中高年のオヤジばかりだった。「今どきの若いもんは」という言葉は、今や「今どきのオヤジは」に変わりつつある。

前回、「お先に失礼!」の人の体が素晴らしいと書いたが、その人は時々それを誇示するように、座っている時に足を前に投げ出し、ピッとしたウェアを履いた下半身をグッと何度も前に突き出した。その時の尻から足にかけての筋肉がすごく、アソコもモッコリしていて立派なものだった。思わず、自分のモノと比べて負い目を感じて目をそむけた。

すると、これでもかという風に何度も何度も下半身を前に突き出すので、目のやり場に困った。タオルでも詰めてんじゃないだろうなと思ったが、そうでもなさそうだった。よほど、自分のモノに自信があるのだろう。羨ましい限りだ。

今回は2回目ということもあり、周りの景色や歩いている人や走っている人の顔もチラッと見たりしたが、その多くが中高齢者ということが分かった。自分の歳よりももっと年上の70~80代の男性が非常に多く、なにか感慨深いものがあった。

「お先に失礼!」の人も、「以前は、家にずっと居てもやることが無いので、図書館にばかり行っていたが、自分と同じような中高齢者ばかりいた。そして、それに飽きて、こうして外に出ることにした」と言っていた。自分も同じで、中高齢者の男性の行き場所は限られているようだ。女性は、あちこちに出かけて活発だ。

図書館は、夏は冷房が効いているし、冬は暖房が入っているので過ごしやすいと言っていた。このサイクリングコースも、金がかからないということや、健康にもいいし、時間を潰せて過ごしやすいということもある。暖かいときはサイクリング、寒くなると図書館、というのがいいのかもしれない。

「2回目のサイクリングロード」

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「自転車の駅」から、今回で2回目のサイクリングロードを走って来た。今度のコースは、「エルフィンロード」という北広島と厚別の境目まで行き、それからまた「自転車の駅」に引き返して、北広島駅方面に向かうというコースだ。厚別区域から白石方面は平日でも混雑していて、ゆったりと走れず、人が多いのは苦手なこともあり、今回のコースが自分には一番いいようだ。

ということで、まずは厚別方面に向かって走ったが、相変わらず人が多くて頻繁にすれ違ったり、追い抜かれたりする。普通の道路を車で走っていると、ロードバイクを乗ってる人にたまに遭遇するが、道路が狭いところなどは非常に危険で、少しでも車と接触すると大事故になるので、他のドライバーもかなり注意している。

それで、「ロードバイクの人は、よくこんな道路を走ってるなあ。それで楽しいのかなあ?」といつも思っていたが、今回このサイクリングロードを走ってみると、車はいないが、人がとにかく多いので、これなら一長一短かなと思って来た。向こうに走ったり歩いている人、こちらに向かって走ったり歩いてくる人で、前方に人がいないことがほとんどない。

北広島駅の終点らしいところまで行ってみたが、よく分からず、近くにいたヘルメットを被ってスポーツ・サングラスをかけ、上から下までビシッと決めてロードバイクに乗っていた男性がいたので、「ここが終点ですか?」と聴いてみた。それから、ベンチに2人とも腰掛けて色々な話を30分以上もしたが、この人は69歳で自分より4つ年上だった。

ピシッとした上下のウェアを着ていて、その引き締まった胸や脚の筋肉が太くて盛り上がっていて、惚れ惚れするような体だった。昔、登山やロードバイクやスキーなどをやっていたそうだ。自分のようなインドア派とは違うわけだ。時々、スポーツ・サングラスの隙間から真っ白になっている眉毛が見えて、やはり69歳なんだと思ったが、それでもこれならすごいなあと感心していたが、昔、大腸を摘出する大手術をしたと聴いて驚いた。

その他にも白内障とか色々とやってるんですよと言っていたが、それでこれなのだからすごいと思った。自分にはとても真似の出来ないことだ。定年退職してから、ずっと家に引きこもっていたが、これではダメだと思って、昔取った杵柄で、一昨年からまたロードバイクを始めたそうだ。

別れてから、自分が先に帰路を走っていたら、自分よりもずっと後から走って来たこの人が、颯爽とした姿でサーッと自分を追い越し「お先に失礼!」と言って、風のように去って行った。「格好いいー!憎い、憎い!」と思い、自分もいつか誰かをサーッと追い抜いて、こんな言葉をかけてみたいと思った。

しかし考えてみたら、その人は格好いい本格的なロードバイクとサイクリングウェアで決めているが、自分はレンタルの女性用ママチャリに、普通の短パンとポロシャツの姿だ。しかも、低いサドルで「ギーコー、ギーコー」と必死に漕いでいる姿を思い浮かべて、無理だなあと諦めた。

その後、「自転車の駅」に着いたら、その人はスポーツドリンクを自販機で買って休憩していた。となりに停めてあった素晴らしいロードバイクの価格を聴いたら、ネットで中古のボディだけを買って、タイヤとか他の部分は自分が前に乗っていたのと組み合わせたそうで、「全部で、22万円くらいかな?」と言っていた。話にならない。

「姉からもらったウクレレ」

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姉からもらった「コアロハ」のテナー・ウクレレ

先日、姉が持っていたウクレレのトップ板にヒビが入ってしまったので、要らないかと言われたのでもらった。大きなヒビではないが、上から木工用接着剤を塗った応急処置をしたようで、その部分だけ塗装が剥がれたようになっている。ヒビの隙間は、ほとんど見えない。音を出してみたが、音もそれほど変わりはないように思った。

このウクレレは、今まで自分が持っていた5万円以下のウクレレの音色とは、次元が違った。「これぞ、ウクレレ!」といういい音がして、音量もある。KoALOHA (コアロハ) というハワイの有名メーカーのもので、テナー・ウクレレだ。

今回のウクレレの材質は、トップとサイドとバックの材料はコア材だと思うが、作りはすごくシンプルで、ボディの縁取りのバインディングが一切ない。見栄えは豪華ではないが、「ウクレレは、バインディングが無い方が音はいい」という話を聞いたことがあるので、音質重視なのだろうか。

そして、トップ材の厚さを見てみるとかなり薄い。これも、音を良くするために薄くしているのか。それもあって、割れやすいのかもしれない。このウクレレは、定価が15万円くらいの高価なもので、姉が数年前に知り合いの人から中古で5万円で安く譲ってもらったそうだ。

今回、修理に出すことも考えたそうだが、買った価格に近いくらいの修理代がかかるということで、修理に出すのは止めたようだ。実際に自分もネットで調べてみたら、youtubeでトップ板の割れ修理と、ブリッジの整形をメーカーで実演している作業動画があったので見てみた。

まず、トップの塗装をすべて剥がして、それから割れている部分を修理していくのだが、割れがひどくならないように、割れている裏側に薄くて小さな木片の補強材を2枚ほど接着し、割れている隙間には周りの色と合う木材の粉を混ぜた、木工接着剤“タイトボンド”を充填していた。

そして、その後に再塗装だが、塗装は下地の塗装から始まり、日を置いて5回以上塗り重ねて行く作業が続くので、手間がかかる。しかし、仕上がりは新品同様になる。ブリッジの整形は、ブリッジをトップ材から外してブリッジを整形して、そしてまたトップ材に貼り付けるという作業で、これら全てが終わるのは、1ヶ月から2ヶ月だそうだ。

肝心の修理費用は、全部で5万円ということで、自分が予想した7~8万円より安かった。アコースティック・ギターよりも、塗装面が半分くらいと面積が少ないこともあるかもしれない。この時のウクレレは、20万円前後のものだと思うので、5万円を払っても直す価値があるのかもしれないが、10万円位のものだと考えてしまうだろう。

それで、今回の自分のウクレレの場合だと、程度にもよるがヒビ割れだけの修理で、トップ板全面の塗装を剥がさなくても、割れている周辺だけの塗装をやってもらうことは出来ないのだろうかと思っている。確かに、一部分だけの塗装になると、周りと色が合わなくてムラになる可能性もあるが、費用的にはかなり違うだろう。

今後、金に余裕が出来たら、修理に出してみようかと考えてもいる。裏板に補強材を貼らないと、割れている個所が広がる可能性があるからだ。ウクレレで定価が15万円というのは、かなり高級だと思うので「一生モノ」にしようと思っている。

「時々やる、NHKの素晴らしい番組」

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普段はそれほどテレビは観ないが、たまに、ただテレビをつけている時がある。そんなときにNHKのテレビ番組で、日本の城が色々と紹介されていたので、面白そうだと思って、途中からだったが観た。午後7時半からの「日本最強の城スペシャル第6弾」という番組だった。これを観ていて、日本にはこんないいところがあるんだと思い、いつか城巡りをしてもいいなあと思った。

その後、やはりNHKの午後9時からの「聖なる巡礼路を行く~カミーノ・デ・サンティアゴ~」をやっていたので、これも途中から観たが、これがまた素晴らしくいい番組だった。サブタイトルには、「キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを徒歩で目指す旅“サンティアゴ巡礼” フランスからスペインにかけて、自身の内面と向き合う巡礼者たちの感動の物語」と書いてあった。

この“サンティアゴ巡礼”の巡路は、ものすごく壮大で美しかった。80歳以上の人や20代の若い人や、色々な人達が巡礼の旅をしていて、41歳の日本人女性もいて驚いた。中高齢者の男性に「なぜ、この旅に来たのか?」とインタビューしたら、「あらゆるものから自由になるために」とか「自分を知るために」と言っていた。やはりみんな、何歳になっても生きる意味や心の安息を探している。

60代の父親と、30代の息子のペアもいた。終点に着くと、父親はこの旅に誘ってくれた息子に感謝して、感激してずっと泣いていた。息子は、いずれ自分の子供とこの巡礼の旅をしてみたいと言っていた。息子はこれからまだまだ先があるので冷静だが、人生も終点に近づいている父親にとっては、とても感慨深いものがあっただろうと思う。

これを観ていて、自分も何とか腰を治して、死ぬ前に四国八十八か所の巡礼の旅をやってみたいなあと思った。NHKは、こういう民放テレビではやらないような、素晴らしい番組を時々やる。

「三種の神器」

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まず付箋紙だが、文房具店で探してみたら従来の紙のもあるが、ナイロンというのかペラペラの薄いフィルムのような付箋紙が多くあったので驚いた。こんなものが付箋紙の替わりになるのだろうかと半信半疑だったが、何種類か買ってみて使ってみたら、これがすごくいい。

フニャフニャとした柔軟性があるので、紙の付箋紙のように折れ曲がったりしないし、本を読み進んでいって何度貼り替えしても粘着力が落ちない。それとかなり薄いので、本に挟んでいても違和感がなく邪魔にならない。何冊にも使える、優れものだ。もう、紙の付箋紙には戻れない。

次は、消すことが出来るボールペン「フリクション」だ。自分は日記帳兼予定表をもう8年間書いていて、予定を書き込んだり、その日あったことや色々なことを書き込んでいるが、間違えて書いたり、後で訂正することがかなり多く、普通のボールペンでは修正した跡が汚くなってしまって、見栄えがひどく悪くなっていた。

それが、これに替えてから、修正する箇所をボールペンの頭についているプラスチックのようなものでこすると、かなりキレイに消すことができるので、今までのように汚くて見栄えが悪くはなくなった。これも優れものだ。日本国内だけでなく、世界的に大ヒットしているらしいが、それもうなづける。

最後に、ウェットティシュだが、これはもう数年前から使っていて、今回のコロナウィルスではさらに使うようになったが、今までも頻繁に使っている。自分は間食中毒なのだが、果物も大好きでスイカとか伊予かんとかを食べる時は、まず食べる前に手を拭いて、食べているとすぐ手が濡れて汚れるのでまた拭いてと、とにかくウェットティッシュの出番が多い。それと、菓子類を食べる時も、手が頻繁に汚れるのでかなり使う。

というように、なくてはならないものになっている。それ以外にも、机が汚れたりディスプレイや周りの器具がホコリなどで汚れていても、このウェットティッシュでサッと拭き取ることが出来るので重宝している。ということで、今はこれら3種の神器をフルに活用している。

「北広島から、サイクリング・ロードを走った」

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平日、北広島市の「自転車の駅」というところで、1日300円のレンタル自転車を借りて、終点の白石区にある「札幌コンベンションセンター」まで続くサイクリング・ロードを走ってみた。以前から、このサイクリングロードには興味があったが、どこからどう走るのか分からなくてずっと調べていたが、なんと以前から何度も車で通っていた裏道の途中に、入口があった。

ということで、早速「札幌コンベンションセンター」に向かって、借りた自転車で走ることにした。北広島市の区域までは、ずっと林というか山の中という感じだったが、30分ほど走って厚別や大谷地の区域に入ると、急にアパートやマンションや団地の間を走るようになり、大きな橋や道路も横断したりして、すっかり街中を走る感じになった。

それにつれて、自転車に乗っている人だけでなく、散歩している人やジョギングしている人が段々と多くなり、かなり賑やかになった。その辺の団地やアパートやマンションから、どんどん人が出てくるので多くなるのも当然だが、犬を連れて散歩している人達も多くなってきて、車が走っていないというだけの道路という感じだ。

後方からビュンビュン飛ばしてくる自転車が、頻繁に追い越して来るので、後ろを何度も確認しなければならない。追い越される時は、前から来る歩行者や自転車にも注意しなければならないので、すごく気を使う。平日だったので、自転車で通勤や通学する人も多かったのだろうか。

それで、今回初のサイクリング・コースだが、行く時に1回と帰る時に1回、派手にこけた。1回目は、橋の工事をしていて、自転車を降りて歩いて渡ってくれというので、止まって降りようとしたら、バーンと頭から前の方にこけた。誘導員のオジサンは「大丈夫ですか?」と言ってくれたが、他の通行人は知らん顔だった。都会の人間は冷たい。

ずっと休みなしでも、札幌コンベンションセンターまで何んとか走れそうだと頑張っていたので、やっぱり体に限界が来たかと思った。それでも、何とかそのまま札幌コンベンションセンターまで行って折り返した。そろそろ休憩をしないとマズいかなと思っていたら、左手に地面から2段ほど低いところに、固定されたベンチとイスが置いてある休憩所があったので、そこで休憩しようと思った。

自転車を停めて降りようとしたら、またもそのまま左側のベンチに体ごと落下して、ベンチの縁に思い切り左腕からドーンとぶつかっていった。すごい衝撃で、しばらくそのまま動けなかったが、何んとか起き上がると頭の中が真っ白でボーっとなり、意識朦朧となった。体も鉛のように重く、そのまま10分ほど座っていた。体の衰えが想像以上に進んでいて、体が思うように動かないのだろうかとショックだった。

それから、また走り出したが、勢いよくぶつかった左腕の痛みはそうでもなかったが、左胸の辺りがジンジンと痛み出して来た。左腕にぶつかってから、左胸に勢いよくぶつかって行ったので、かなりの衝撃があったようだ。段々と痛みがひどくなり、昼飯を食べて休憩した後もますます痛みがひどくなり、少し動いても、咳をしただけでもひどく痛んだ。

それで、これはマズいかなと思って、江別市内の整形外科にすぐ行くことにした。骨にヒビが入っていたり、骨が折れていたりしたら厄介だなと思った。病院でレントゲンを撮ってから、高齢の先生が「レントゲン写真を見る限り、折れてはいないようだが…」と言うので、自分が「あー、良かった!折れてないんですね?」と聴くと、「いや…、レントゲンでは折れてないように写っていても、小さいところが折れている場合もある…」とボソボソ言う。結局、胸部固定帯というのを胸に当ててくれて、ロキソニンの痛み止め錠剤と湿布薬をくれた。 

ところで2回もこけた原因だが、最後に「自転車の駅」に到着して、自転車を降りようとして、あることに気づいた。また、こけそうになったのだ。後ろの荷台が、横にかなり広がっていて大きいので、右脚を後ろにまわして降りようとすると、右脚が荷台に引っかかるのだ。2回もこけた原因は、これだった。

しかし、そんなことで2回も人前でこけて、しまいには負傷したんだから、まったくなんと言っていいのか。でも軽傷で良かった。もう少しずれて、頭から落ちていたら、重症どころか、この世にはいなかったかもしれない。骨も折れていないようだし、ヒビもはいっていないようなので、それで良しとするか。それにしても、初のサイクリングコースは、散々だった。