オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「2回目のサイクリングロード」

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「自転車の駅」から、今回で2回目のサイクリングロードを走って来た。今度のコースは、「エルフィンロード」という北広島と厚別の境目まで行き、それからまた「自転車の駅」に引き返して、北広島駅方面に向かうというコースだ。厚別区域から白石方面は平日でも混雑していて、ゆったりと走れず、人が多いのは苦手なこともあり、今回のコースが自分には一番いいようだ。

ということで、まずは厚別方面に向かって走ったが、相変わらず人が多くて頻繁にすれ違ったり、追い抜かれたりする。普通の道路を車で走っていると、ロードバイクを乗ってる人にたまに遭遇するが、道路が狭いところなどは非常に危険で、少しでも車と接触すると大事故になるので、他のドライバーもかなり注意している。

それで、「ロードバイクの人は、よくこんな道路を走ってるなあ。それで楽しいのかなあ?」といつも思っていたが、今回このサイクリングロードを走ってみると、車はいないが、人がとにかく多いので、これなら一長一短かなと思って来た。向こうに走ったり歩いている人、こちらに向かって走ったり歩いてくる人で、前方に人がいないことがほとんどない。

北広島駅の終点らしいところまで行ってみたが、よく分からず、近くにいたヘルメットを被ってスポーツ・サングラスをかけ、上から下までビシッと決めてロードバイクに乗っていた男性がいたので、「ここが終点ですか?」と聴いてみた。それから、ベンチに2人とも腰掛けて色々な話を30分以上もしたが、この人は69歳で自分より4つ年上だった。

ピシッとした上下のウェアを着ていて、その引き締まった胸や脚の筋肉が太くて盛り上がっていて、惚れ惚れするような体だった。昔、登山やロードバイクやスキーなどをやっていたそうだ。自分のようなインドア派とは違うわけだ。時々、スポーツ・サングラスの隙間から真っ白になっている眉毛が見えて、やはり69歳なんだと思ったが、それでもこれならすごいなあと感心していたが、昔、大腸を摘出する大手術をしたと聴いて驚いた。

その他にも白内障とか色々とやってるんですよと言っていたが、それでこれなのだからすごいと思った。自分にはとても真似の出来ないことだ。定年退職してから、ずっと家に引きこもっていたが、これではダメだと思って、昔取った杵柄で、一昨年からまたロードバイクを始めたそうだ。

別れてから、自分が先に帰路を走っていたら、自分よりもずっと後から走って来たこの人が、颯爽とした姿でサーッと自分を追い越し「お先に失礼!」と言って、風のように去って行った。「格好いいー!憎い、憎い!」と思い、自分もいつか誰かをサーッと追い抜いて、こんな言葉をかけてみたいと思った。

しかし考えてみたら、その人は格好いい本格的なロードバイクとサイクリングウェアで決めているが、自分はレンタルの女性用ママチャリに、普通の短パンとポロシャツの姿だ。しかも、低いサドルで「ギーコー、ギーコー」と必死に漕いでいる姿を思い浮かべて、無理だなあと諦めた。

その後、「自転車の駅」に着いたら、その人はスポーツドリンクを自販機で買って休憩していた。となりに停めてあった素晴らしいロードバイクの価格を聴いたら、ネットで中古のボディだけを買って、タイヤとか他の部分は自分が前に乗っていたのと組み合わせたそうで、「全部で、22万円くらいかな?」と言っていた。話にならない。