オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「オバサンは、たくましい!」

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この前、東井果樹園でリンゴを買って店を出て、店の横の果樹園の写真を撮っていたら、客のオバサンも店内から出て来て、それから長い立ち話になった。この人は73歳で、1人で車を運転して美唄市から来たそうだ。旦那さんはかなり前に亡くなったようで、元は自分と同じ江別市に住んでいたが、生まれ故郷の美唄に住んでいる母親のところに戻り、母親が亡くなって一人になってからも、そこから離れたくないと言って住んでいるそうだ。

数年前までは、旅行が好きで友人と車を運転して道内を周っていたそうで、北見市常呂町の「船長の家」という旅館の食事がすごいので、2年連続で行って来たそうだ。自分にも、是非行って来たらいいと言って、何度もすすめてくれた。そのときの写真が確かあるはずだと、スマホに保存してある画像をずっと長い時間探していたが、とうとう見つからず、食べログの画像を見せてくれた。確かに、すごい品数の料理だ。

毛ガニが1尾丸ごと、タラバとズワイガニの足が1つずつ、そしてそれ以外の海鮮料理がものすごい種類と量で、食べログには「これで1泊2食付きで、1人8,640円とはコスパ良過ぎ」というようなことが書いてあった。誰もが驚くような食事のようだ。10年以上前だったと思うが、ここに行ってみたいと思っていたことがあったが、今でも活況のようだ。

このオバサンは、自分より7歳も年上とは思えないほどバイタリティで、自分よりもずっと元気で生き生きとしていた。女性の方が、男性よりも高齢になっても劣化が少ないのかもしれない。精神的にも肉体的にも。今は高齢ということで、娘さんから運転を控えるようにうるさく言われていて、「運転をやめたら」と言われているそうで、「そしたら、何も出来なくなる」と笑っていた。70歳位まで、ずっと自分で車を運転して、道内を友達と旅行していたそうだ。

今は何かのサークルをやっているそうで、とにかく元気だ。自分も何とか頑張れば、このオバサンと同じ73歳になっても、こうして元気でいられるのだろうかと考えていた。自分よりもずっと年上の人が、元気で生き生きしているのを見ると、自分もこういう風に生きていけるのかなと勇気が湧いてくる。

長話で周りが薄暗くなって来たので帰ろうとしたら、オバサンが「遅くまで付き合わせて、すみませんね」と言うので、「いやあ、楽しかったです。気をつけて帰って下さい」と言って別れたが、オバサンは今度は外に居た店の人と話し始めた。タフだな。