オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「1人、50億円だってさ!」

f:id:yoisyotto:20211018065212j:plain

この前テレビを見ていたら、ZOZOの元社長“前澤友作”氏が宇宙飛行に行くというので、或る番組に出演していた。前澤氏と会社の部下の2名で行くということで、今から色々な訓練をしているそうだ。それで、その宇宙旅行の費用だが、聴いてぶっ飛んだ。2人で100億円以上とのこと。なんと、1人当たり約50億円以上だ。12日間の宇宙ステーションでの滞在なので、1泊1人約4億円で、2人だから8億円。ものすごい金額だ。

そして、この番組を観た後に、NHKの「銃弾のスラム 再生の記録」という番組を偶然観た。これがまた、すごい番組だった。世界の中でも殺人事件が多発する街、南アフリカの「ケープタウン」のスラムでは、若者のギャングの抗争が激しい。そんなところに、イギリスのロンドンから6年前に幼い子供達と妻を連れて、投資家で牧師の“アンディ・スティール”がやって来た。1人でスラムに行き、更生するように説得したり、ギャング同士が抗争を止めるように仲介もしている。

アンディは、元はロンドンを拠点に投資家として富を築いていたが、或る時、友人の誘いで訪れたアメリカの麻薬リハビリ施設で、更生に取り組むギャングたちと出会い、価値観が大きく変わった。このアンディには壮大な計画がある。資金を集めて、ケープタウン近郊に広大な土地を購入したが、いつかここにギャングたちが住む数100軒の家を建て、麻薬の売買でしか生計が立てられないギャングたちの、職業訓練の拠点にするというものだ。

そこで、先ほどの宇宙旅行の金額のことを思った。1人分の50億円でも、このアンディの計画に寄付したら、かなりのことが出来るのではないかと。まして、2人分の100億円なら、おそらくかなりの建物を立てられて、設備も整えることが出来るのではないだろうか。多くの不幸な人達が救われたのかもしれないと思ったりもしたが、人の金だから自分がとやかく言う筋合いのものではない。それにしても、1人50億円とはすごいなあ。