オジさん NOW

還暦過ぎたオジさんのあれこれ

「宝くじが、当たったら?」

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職場の59歳のHさんと、64歳の同年齢のUさんと、「宝くじが当たったら、どうする?」という話をよくしている。今まで宝くじに当たった人の、その後の人生を調べてみたら、ほとんどの人が何らかの形で破たんしているようなので、「まず、当選しても周りに絶対に分からないようにしないとダメだな」と話し、「当選しても、破綻しないためにはどうしたらいいか?」という話になり、そして「1億円当たったらどうする?」、「10億円ならどうする?」という話になる。

1億円当選したら、Hさんは道内の暖かい地域にある老人用の介護マンションを買って、夫婦で住むという。Uさんは一番堅実で、「1年間は誰にも知られないように、今の職場にも今まで通り普通に勤めて、当選した金には一切手を付けない」と言う。ただ、何度もUさんに「本当に、1年間一銭も使わないで我慢できるんですか?」と聴くと、「いやあ、それは少しは使うとは思うけど…。やっぱり、結構使うかなあ」と言う。こういう人が、一番危ない。すぐに派手に金を使って、周りにもバレて破綻するタイプだ。

Hさんは10億円当たったら、豪華なキャンピングカーを買って、奥さんと全国各地を観て周りたいそうだ。「僕は女房と仲良くやっていますから!」と満面の笑みでいつも自慢している愛妻家のHさんらしい。ただ、歳も歳なので「その場合は、運転は大丈夫なんですか?」と聴いたら、「いや、運転手を雇って運転してもらう」と言う。こういう人も危ない。運転手にだまされて、金を持ち逃げされる。大金を手にしたら、人を信用してはいけない。

その点、自分は堅実そのもの。1億円当たったら、まず両親や自分の墓の手配をすべて終わらせて、それから自分の老後資金を残しておいて、残りを家族に遺すということになる。ただ、その他に趣味のギターを少々買うかもしれない。アコギとエレキ・ギターを各10本ずつ。その他にギターアンプ、そしてベースギターとベースギター・アンプも数台欲しい。それらは、すべてかなり高額なものばかり。そうなると、ギターの保管室と演奏する部屋も欲しくなる。

10億円当たったら、まず今の古くなった家を改築して、家の周りを全てロードヒーティングにしてカーポートも作り、除雪が一切必要ないようにする。電気代がかなりかかりそうだが、10億円もあるんだから気にしない。そして、半地下室の木工室を作り、冬期間でも暖かく作業できるようにする。さらに、家の一室にレコーディング・ルーム兼オーディオ・ルームを作る。それと、孫が来た時に一緒に遊べるプレイ・ルームを作る。10億円もあれば、まだまだどんなことでもできる。ということで、あっという間に金を使ってしまうかもしれない。

ということで、今年のジャンボ宝くじを30枚も買った。総額9千円だ。しかし、Hさんに言わせると「これだ!」という天の啓示がない時に買っても絶対に当たらないそうだ。ということは、もしその啓示がこの先一生なかったら、一生宝くじを買うこともなく、当然、当たることもない。それと、「今がどん底、という時に買ったら当たるもんだ」とも言っていたが、この上さらにどん底になると生きていけない。いつ買ったらいいのだろうか。

自分は若い頃、まだ無欲になる時があって、ジャンケンにはよく勝ったし、当たると思い込んだら本当に当たるという不思議な力があった。今は無欲どころか欲の塊でドロドロしてるので、残念ながらその力は失われてしまったようだ。あの時の力があれば、大当たりも可能だっただろうが。

それで今、宝くじに当たるために、座禅と気功をやろうと思っている。それで無欲になり、無心になってから宝くじを買いに行ったらどうだろうかと考えている。ただ、無欲になったものが宝くじの当選を願って、買いに行くものだろうか。そもそも、宝くじを当てるために座禅と気功をやる、ということ自体が無欲ではない。

もし万が一、10億円、いや1億円でも、いや1千万円、いや100万円、いや10万円でも当たったら、急に口数が少なくなって、誰にも宝くじの話しはしなくなるだろう。なので、そろそろ宝くじの話をするのをやめようと思っている。「しかし、宝くじなんてドブに金を捨てるようなもんだな!」と一応、人前では悪態をついてみせるが、内心は「なんとか、なにとぞ、お願い致します!神様、仏様、アーメン!」と祈っている。最悪の場合、せめて購入資金の9千円だけでも回収できたらと思っている。

と書いている内に、当選発表の日が来てしまった。9千円も買って、たった900円の当選か。コンチクショー!8,100円の損だー!金返せー!もう、宝くじなんか二度と買うもんかー!ドブに金を捨てるようなもんだー!