オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「ペットがいると、認知症になりにくい」

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いつも我が家でエアロバイクを漕いで運動する時は、録画してあるテレビ番組を観ながらやっている。毎回、録画している「あしたも張れ!人生レシピ」というNHKEテレの高齢者向けの番組があり、この前はペットと高齢者のことについてやっていた。

自分の飼っていたペットと一緒に入居できる、そんな老人ホームが出来ているそうだ。ペットの世話は老人ホームの方でやってくれるので、入居者はペットと一緒に居るだけでいい。世話がいらないので、体が自由に動かなくなった高齢者には非常に有り難いそうだ。

何よりも、長年一緒に生活して来て、家族同然になっているペットと一緒に居られることは、何ものにも代えがたいことだ。番組の中で、「人間と犬の目が合って見つめ合った時に、脳内のオキシトシンというホルモンが3倍以上に増加する」という研究結果が報告されたと言っていた。このホルモンは、「幸せホルモン」とも呼ばれていて、人の心を癒したり、体の痛みを和らげる効果があるそうだ。

犬も猫も、かけがいのない存在だ。歳を取るに従って、益々その存在は大きくなる。歳を取ると、段々と孤独になっていく。そのときに、傍らにペットがいることがどれだけ癒されることだろう。しかも、飼い主が亡くなった後も、老人ホームで最後までペットの世話を見てくれるというので、自分が亡くなった後のペットのことを心配しなくてもいい。

自分も愛犬キートンが生きていた時には、こちらをじっと見つめるキートンに向かって、悲しいときや落ち込んでいる時に話しかけていたことがあった。もう、ペットという関係ではなくなっている。キートンがこちらの目をジッと見ているとき、何かを察して、心の中までジッと見られているような気がした。「ペットがいると認知症になりにくい」というのは、実に興味深いことだと思う。