30歳頃に糖尿病と高血圧症になってから、もうかれこれ30年以上になるが、ここ数年間はずっと起床時に測った血糖値が高くてなかなか下がらない。3ヶ月ごとに定期的に通っている病院の血液検査ではヘモグロビンA1cは上限ギリギリセーフだが、朝の起床時に指先を検査針で突いて血を出して測る血糖値検査では、上限の120をオーバーした150~200位の数値がずっと続いている。
その原因は、だいたい分かっている。日中や夜にかけての間食がなかなか止められなくて、特に夜の間食が朝の数値に大きく影響していると思う。もう中毒といっていいだろう。好き嫌いがなく、だいたい何でもおいしく食べれる。果物も大好きで、今はスイカが冷蔵庫にいつも入っている。毎日食べるのが楽しみで切らさないようにしているが、昼と晩に毎回食べたり、一度に食べる量も結構多かったりする。
とにかく、好物のものはどれも高血糖になるものばかりなので制限しようと思ってはいるが、なかなかうまく行かない。高血糖のためか、去年から体中が湿疹でひどくなって未だにかゆみがあるし、目も急にかすんで来て以前からの飛蚊症がひどくなり、気力もなくなって来た気がするのは高血糖の症状ではないかと思っている。
寝ると顔が異常にかゆくなるのも、高血糖が続いていることも関係しているのではないかと思っている。血糖値が下がるとかゆみもおさまるからだ。色々なところに異変が起きて来ているのだが、それでも間食をなかなか止められない。
コンビニもそうだが、スーパーに買い物に行くと入り口にお菓子が色々と置いてあるのでつい目が行ってしまい、値引きのシールなどが貼ってあったりすると、サッとカゴに入れてしまう。それでも、裏側の添加物の表示を必ず見て「果糖ブドウ糖液糖」が入っていないかチェックして、入っていると買わない。糖尿病には天敵だ。
生菓子が好きで、甘みの少ない「すあま」をなるべく買うようにしているが、羊かんや餡の入っている大好きな和菓子も時々買ってしまう。水羊かんは水分が多いので、比較的甘みが少ないというので買ったりすることもある。しかし、いずれにしても食べた翌日は血糖値は上がっているので、何を食べてもダメなのかと思うし、完全に甘い物を断たないと、血糖値は平常にならないのだろう。
お菓子は1袋全部を食べてしまって、残すということがなかなか出来ない。「これくらい残すのなら、全部食べてしまっても大して変わらないだろう」などと思って、毎回1袋全部食べてしまう。だから小分けにされているものの方が、まだ何とか我慢できるので、小さい羊羹とか100円~200円位の袋菓子を買うようにしているが、ただそれでも何袋も一度に食 べてしまう。
甘いものを食べたら、今度は塩気のあるものが食べたくなり、ノドが乾いて何かを飲むと、今度はまた何かを食べたくなるという悪循環で、止まらなくなる。甘い菓子の後のかき餅などは、最高に美味い。駅前のお焼きも近くの餅屋の大福餅も大好きだが我慢して、月に1度か2度しか買わないようにしている。
ということで、3ヶ月おきに行っている病院の血液検査ではヘモグロビンA1cは上限ぎりぎりセーフなので、先生は「一応、許容範囲内なので、薬を変えることも増やすこともない」と言っている。ただ、こんなに朝の血糖値がずっと高くて、異変もあるのに大丈夫なのかなあと思ってもいる。
知人が数日前に「以前は、ヘモグロビンA1cが8だったのが、病院で薬を変えてくれたら急激に体重が減って、ヘモグロビンA1cも一気に6台に下がった!」と喜んでいた。「しかも、毎日大好物のかりん糖を食べてるのにだ!」と目を輝かせて言うので、やはり薬によってかなり改善されることもあるのかと思い、来週病院なので先生に相談してみようと思っている。甘いものを毎日食べてもヘモグロビンA1cが下がるのなら、もうそれはすごいことだ。しかし、そんなうまい話があるのかなあ。