■今回は、昼に行った。
実は、昨年11月末に勤めたダブルワーク先の老人ホームを辞めて、新たなダブルワーク先を探して面接をしていた。その勤め先から、一昨日、「採用」の知らせが来た。それで、体調がもっと良くなってからと思って、来週、確定申告に行こうかと思っていたが、すぐ研修が始まると行けなくなるので、頑張って行って来た。
朝8時半に受付が始まるので、今年も寒い外で並んで整理券をもらうつもりでいた。ところが女房が、「朝一番に行くのはバカだ。昼からならガラガラ空いている」と言ったので、病院と同じかなと思って、昼12時半に行ってみた。ずっと通っている病院も朝の予約だと混んでいて、かなり待たされたが、昼の予約になってからガラガラで早く終わるようになった。
正解だった。玄関を入ると受付ですぐ番号札を渡されて、中に進んでくれと言われた。ガラガラだ。係員が書類を見て点検して、発券機の方に進むように言うので向かったが、その途中でやはり男性係員が寄って来て、書類を見せて下さいと言う。すべての書類を点検して、そのまま待合室に行ってくれと言うので、発券機はいいのかと言うと行かなくていいとのこと。
■スマホ・コーナーに誘導されてる
先に3人、椅子に座って待っていた。4番目に呼ばれて、「パソコン・コーナー」と「スマホ・コーナー」のどちらに行くかと言われて、「スマホ・コーナー」にした。去年から「スマホコーナー」が新たに出来たが、去年は「パソコン・コーナー」が3時間待ちということだったので、「スマホ・コーナー」にした。
今回も、「パソコン・コーナー」のところには、貼り紙が上の方に貼ってあって「1時間半待ち」と書いてあった。去年も同じように貼り紙で「3時間待ち」と書いてあったので、どうもおかしい。最初から、「スマホコーナー」に誘導させるためなんじゃないかなあ。誰も「パソコン・コーナー」には行かないに決まってる。もう、スマホの時代なのか。
ということで、去年に引き続きスマホでやることになった。それが、去年もそうだったのだが、今年も可愛くて若い女性で、大貫妙子さんの若い頃のようだった。優しいし、どれだけ時間が長くかかってもいいなあと思った。スマホの細かい画面に打ち込むのは大変だったが、それでも苦にならない。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ ただのエロジジイか。
■1時間で終わった
終わりに近づいたとき、30代の男が来て「それじゃ、交代しよう!」と言って、大貫妙子は「それじゃ、代わります」と言って去って行った。「えええ!」あまりのショックに、崩れ落ちそうだった。急にやる気がなくなり、サッサと早く終わらせて帰りたくなった。
代わりの係員が引き継いでチェックをしていたが、「う~ん」と言って何度も見直してる。書類に書いてある金額の安い方を打ち込まなければならないのに、高い方を入力していたそうだ。大貫妙子が間違ったんだが、誰にでも間違いはあるよ。そして、いよいよ最後の方になったときに、隣の中年男性が分からないことがあると言って、係員はそっちに行った。
もう少しで終わりなのに、こっちの方になかなか戻ってこない。少しイライラして周りを見渡していたら、係員の女性が3人くらい周りを歩き回っている。ずっと見ていたら、一人が察してこっちにやってきて、続きをやってくれた。その内、隣を教えていた係員も戻って来て、最後の締めをした。
それにしても、スマホで小さな画面を何度も指で拡大して、係員の言う数字や文字を打ち込んで行くが、これは自分のような高齢者には大変な作業だ。パソコンどころではない。官公庁のなんの提出書類もそうだが、段々と高齢者には難しく、やりづらいものになっている。高齢者のことが、頭の中にないのではないか。これから、益々高齢者が増えて行くのに、こんなことでいいいのだろうか。
隣の中年男性も、わけが分からないという感じで、何度も係員に教えてもらっていたが、誤って操作し、最初からやり直していた。後ろの中年の御婦人も訳が分からないという感じで、困っていた。高齢者だけでなく、中年の人達にもこのスマホでの確定申告は大変なことなのだ。まったく、どこが先進国なのか。後進国もいいところだ。