■血糖値が上がった
先般、病院に行って来た。血糖値のヘモグロビンA1Cが3ヶ月前は7.6だったのに、7.9に上がった。医者が「どうしたんですか?」と聴いて来たので、あれかと思い「ジャムです!」とすぐ答えた。ジャムの食べ過ぎだ。
「でも、低糖のものに、そして無糖のものに変えて来てるんです」と先生に言うと、先生は「ジャムはジャムですよ。ダメですよ」と言う。確かに、砂糖が入っていなくても果糖がある。ジャムは、糖尿病患者にはダメらしい。少量ならいいけどと言う人もいるが、歯止めが効かなくなる。麻薬の常習者に、「少量ならいいですよ」とは言わないだろう。
豆乳ヨーグルトに変えてから、ジャムをかけて食べ始めるようになったが、このジャムの美味さというのか、甘さが病みつきになった。これも糖尿病の天敵「ブドウ糖入り」だ。朝食で豆乳ヨーグルトにかけて食べる他にも、休日だと昼間もスプーンでペロペロと食べ、夜も同じようにペロペロとオヤツ代わりに食べるので、あっという間に無くなる。
■甘い話はない
化け猫が行燈の油を舐めるように、夜中に台所に立ちながら、スプーンでジャムの瓶をあさってペロペロと食べている姿は、妖怪そのものだ。女房が、その姿を見たらゾッとして、呆然と立ち尽くすだろう。そしたら自分は振り返って、「なんか用かい?(妖怪)」と。 我ながら、怖い~!
空瓶を木工のネジや小物を入れるのに取ってあるが、すごい数になって来た。それにしても、甘い物の常習性というのはすごい。最近ある映画を見ていたら、甘い物は麻薬よりも5倍の常習性があると言っていた。それを聴いて、甘い物依存症というのは大変なことなのだと、改めて分かった。文字通り、なんでも甘い話はないんだと。
ジャムを食べていると、美味いと思うと同時になんとも言えない満足感がある。「ジャムってこんなに美味いものだったのか!」と思うし、充実感がある。イチゴは言うまでもないが、マーマレードやブルーベリーなど、どれも美味くてやめられなくなる。罪作りな、ジャム。誰が考えたんだー!
■甘い物中毒
それと、最近ずっと飲んでいる炭酸飲料の「CCレモン」がある。職場に大きなペットボトルのを持って行き、仕事の合間に飲んでいる。そして、自宅にも冷蔵庫に入れておいて飲んでいる。これが、糖尿病には天敵の「果糖ぶどう糖入り」だ。悪いに決まっている。
糖尿病患者としてはやってはいけないことを、今まで何度もついやってしまうから、不思議だ。これくらいなら大丈夫だろうと勝手に思い込み、気づくとえらいことになっている。冷静に考えれば分かることだが、これが「甘い物中毒」の怖さなのだろう。
ということで、急に止めることは大変なので、ジャムは朝だけにして、CCレモンも今家にある分でやめようと思っている。ただ、甘い物がない人生なんて、どうなんだろう。先がそれほどないのに、体に良くないということで我慢して、もし明日ポックリ逝ったら、後悔はないのだろうか。 でも、もう少し生きていたいので、また制限しようか。