■DTMをやめた
今までデスクトップ・ミュージック(DTM)をやろうと思って、機材を色々と用意して少しやってみたが、それからずっとやる気がしなくて、これからもやることはないだろうと思って、やめることにした。終活の一環だ。それで、その機材をリサイクルショップに売って来た。約3万円だった。
その機材が置いてあった場所に、以前作った自作のスピーカー3台を子供部屋から引っ張り出して来た。これらのスピーカーを鳴らして、これからは音楽を楽しもうと思ったが、パソコンと繋いでスピーカーを鳴らすためには、オーディオアンプが必要だ。高価なのは買えないので、中国製の中華アンプを探した。
当初は、中華の真空管アンプを考えたが、値段が3万円以上になり、真空管なので色々と手がかかることもあってやめた。それで、中華のデジタル・アンプというのが約1万円であったので、それにした。DAC搭載で、高音質の音源にも対応しているようだ。日本の会社が中国で作らせているので、安心感もあったし、最近の中華製のオーディオ機器は評判が良い。
■オモチャみたいだが、いい!
Amazonに注文して、我が家に届いたのを見て驚いた。まず、梱包が小さな紙袋に入っていて、しかも非常に軽い。違う商品かと思って開封してみたら、デジタルアンプだった。見てみると、その小ささにも驚き、まるでオモチャみたいだと不安になった。サイズが、横幅11.7㎝×奥行10㎝×高さ3.5㎝で、重量が405グラムだ。
スピーカーに繋いで鳴らしてみたら、これが想像以上にいい! 音も迫力があるし、各楽器の分離もいいし、音の粒立ちもいい。ただ、ずっと聴いていたら「シャー」という小さな音がバックに流れている。でも、自分はそれほど気にならない。それよりも、音の良さの方が上回っているので大満足だ。それに、なんといっても1万円だ。技術の進歩はすごい。
ということで、3台のスピーカーをスピーカー分配機に繋いで、聴きたいスピーカーにすぐ切り替えできるようにした。これが結構、楽しみだ。それぞれ個性があるので、得意な音楽がある。最初に3台のスピーカーを作ったときも、こうして繋いで聴いていたので、元に戻っただけのことだが、それでも楽しみだ。
■修理の達人、O氏
ところで元々、DTM用のデスクトップのパソコンがあったが、中古で買ったせいか、起動しなくなり、修理業者に聴いたら「恐らく、その症状では直らないと思います、データもまずダメでしょうね」と言う。見積もり費用も2万円くらいかかるというので、友人O氏に「要らないか?」と言った。O氏は、ダメになったパソコンから部品を集めて使ったりしていたからだ。
そして、O氏が我が家に来て「一応、預かって診てみますか?」と言うので、もう終活の整理もあるし、ノートパソコンもあるので必要ないので、もらってくれないかと言って持って行ってもらった。そして、O氏が帰ってから1時間くらいで、ラインが来た。「直りました。メモリを差し直したら起動するようになりました」と。
まったく、大したもんだ。ヘタな修理業者よりも詳しい。ただ、もう必要ないので、そのまま使って下さいと言った。もし、パソコンにエッチな画像データが入っていたら、それもそのまま使って下さいと言ったら、「使わせてもらいます」と返事が来た。「ん?」。