「ガリッ、ガリッ」と歯で削るように食べるアイス・バーは、あまりないんじゃないか? 最近ずーっと、井村屋の「あずきバー」を食べてる。我が家の冷蔵庫に入っていれば、毎日食べる。1日3本は食べる。甘さはそれほどでもないが、何度も食べたくなる味で病みつきになる。
なんでこんなに固いのかと思っていたが、最近その謎が解けた。メーカーの人の話によると、「昔と比べて甘さが求められなくなり、甘さを抑えた結果、水分量が増えた。その水分が氷になる割合が増え、以前と比べると固くなった」ということだ。
さらに、固さの原因は「乳化剤や安定剤の添加物を使用していないこと。乳固形分が入っていないこと。空気の含有量が少ない」だそうだ。確かに、原材料を見ても、小豆、砂糖、コーンスターチ、塩、水飴の5種類だけだ。 シンプルで、いいねえ!
下の画像は、井村屋のホームページから抜粋。
アイスや他の食品には、よく増粘多糖類とかいうのが入っているが、これが自分はどうも苦手だ。果汁の飲み物にも入っている場合が多く、糊のようにドロドロして気持ち悪い。それもあって、「あずきバー」のあっさりとした歯ごたえや、スッキリとした食感が好きだ。甘さも、しつこくなくていい。固いのも、簡単に食べ終わらないからいい。
この井村屋の「あずきバー」が最近、リニューアルした。2023年に発売50周年を迎えることを記念して、3月13日から新しい「あずきバー」が発売された。元々、「あずきバー」は、「ぜんざいを凍らせたようなアイスが出来ないか?」ということで作られたという。
「添加物を使用しない」ということで改良され、元の「あずきバー」に含まれていた”コーンスターチ”を”あずきパウダー”に変更している。これで、「あずきバー」の使用原料は、砂糖(国内生産)、水あめ、食塩、小豆だけになった。もー、素晴らしいとしか言いようがない。ところで、コーンスターチってなんだ?
下の図は、井村屋のホームページから抜粋。
ということで、なにからなにまで最高のアイスバーだ。ただ、このアイスの欠点は、薄味なので、何本も食べてしまうことだ。1日3本も食べてしまうので、6本箱入(税抜380円)を買っても、2日で食べ終わってしまう。12本入りで、単価がもう少し安いのが発売されたら、最高だけどなあ。ちなみに1日に3本食べたら、血糖値は上がる。当たり前だ。