オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「三谷幸喜の本から色々と」

最近、図書館で借りた本を読むのが、楽しみになっている。お気に入りは、三谷幸喜の「ありふれた生活シリーズ」だ。最初はどうかなあと思って読んでみたが、段々と惹き込まれて行った。とにかく面白い。昔の映画の知識などもすごい。

今は16巻まですべて読み終わって、清水ミチコとの対談本を読んでいるが、後1冊で読み終わる。後は、イラストレーターの和田誠と映画に関する対談本だ。こういうエッセイや対談本は、読みやすくて自分には向いている。小説になると読むのが大変で、根気がいる。

三谷幸喜は、自分よりも6歳年下だ。本を読んでいると、共通点が色々とあることが分かった。まず、遠藤周作のエッセイが大好きだったということが分かり、驚いた。自分も若い頃からずっと大ファンで、狐狸庵シリーズをずっと読んでいた。そして、その表紙のイラストを描いていたのが、和田誠だったというのを今回知った。

和田誠は、三谷幸喜の憧れの人だ。今回、図書館で「和田誠展」という本を借りて、彼の今までのイラストレーターとしての膨大な作品を見たが、すごいなあと思った。何がすごいのか、そっちの方の才能はあまりないので説明はうまくできないが、とにかくアイディアというか発想もすごいし、絵のタッチがすごく好きだ。

そして、この和田誠の親友に横尾忠則がいる。これも、今回知った。横尾忠則の絵自体はよく分からないが、この人の座禅に関する本は若い頃に読んで、随分と影響を受けた。というように、今は本から色々な繋がりが広がって、そこからまた新たな本を開拓していっている。

三谷幸喜の性格自体も、自分と似ているところがあって、同じ蟹座ということもあり、共感することも多い。三谷幸喜の父親は、彼が小さい頃に亡くなっているようだが、父親は俳優のフランキー堺と友達で、脚本や演出などの仕事をしていたと本で知った。父親の血筋を継いでいるのだろう。とにかく、三谷幸喜の溢れ出る才能はすごい。

三谷幸喜の映画はすべて観ているが、また最近、観直している、「ラヂオの時間」は3回くらい観ているが、何度観ても面白い。新しい本や映画作品を楽しみにしている。