孤独死は、自分の年齢になると他人事ではない。前に勤めた不動産会社は、かなりのマンションやアパートを管理していたので、若社長は何度も孤独死に立ち会っていると言っていた。連絡がずっとないと、若社長がその部屋を訪ねていく。1人で住んでいる高齢者が多いし、家族も親戚も居なく、居ても連絡を取り合っていない人も多いようだ。
孤独死していた場合、玄関や入口で独特の強烈な臭いがするらしい。もちろん、時間が経って腐敗が進んでいる場合で、中には死後すぐで硬直している人もいるらしい。腐敗して時間が経つほど臭いが強烈になり、部屋中に臭いが染み付いて、外にまで臭うようになり、その臭いは専門業者でないと消せないそうだ。
自分も女房に先立たれた場合、この一軒家の結構広い家に1人きりになるので、どうしたらいいのだろうと考えることがある。まず、1人だと幽霊も怖いが、泥棒が心配だ。年寄りの家に押し込んで、場合によっては殺害されるというケースもある。
ただ、我が家は築27年で、5年前に壁と屋根のリフォームをしたが、玄関の破損したところや庭もほとんど手入れしていないので、泥棒も金がある家ではないと思って、入って来ないとは思う。しかし、万が一入られたら怖いので、アラームなどを家の外や中のありとあらゆるところに、たくさん設置しておこうかと考えたりする。
しばらく自分の動きが感知されない場合、兄弟や子供達とかのスマホに連絡がいくというシステムもあるそうだ。倒れたり、なにかで動かなくなったりしたら、すぐ分かるということらしい。すごい世の中になったもんだ。そのシステムもいいなと思っている。
自分の方が女房よりも3つ歳上で、男性よりも女性の方が長生きする傾向があり、さらに女房はパートの仕事と登山以外、家事はほとんどやらないという好条件?なので、長生きする可能性は高い。自分は持病もたくさん有るので、まず90%以上の確率で先に死ぬだろう。
ただ、孤独死の心配は無用かもしれないが、事故などもあるので、万が一ということもある。お袋は69歳で亡くなり、親父はその4年後に77歳で亡くなった。お袋の享年まで、後2年になった。