オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「マンション裏の草刈り」

今、マンションの裏の草刈りをやっている。自分の当番の3日間は天気が良いが、もう一人の管理人O氏の当番日は、ずっと雨だ。だから、自分がほとんど、というかずっと草刈りをやっていて、2棟ある内の1棟は全てやり終わった。残りの1棟も、3分の2は終わった。

植林というのか、小さな高さ1m以下の木が、端から端まで植えてあり、そこを避けて雑草を取って行くが、この植林は本当に必要なのか?、一体この木に何の意味があるのだろうか?と思っていた。雑草の刈り方や植林の剪定を教えてくれて、ゴミ整理も手伝ってくれているNさんも、「こんな木いらないのにね」と言う。

その木の剪定は、巨大なハサミのような剪定ばさみで、全体に丸まるような形に仕上げていく。後で、自分1人でやってみたが、よく分からず、適当に上や横から飛び出している枝や葉を切ったが丸くならない。剪定なんて、我が家のコニファーを適当に切ったくらいだ。

        

雑草の中には、鋭いトゲだらけのものがあり、これが少し触れただけでも刺さって、厚手のゴム手袋も通すので、非常に痛い。高さは30センチ位から50センチくらいで、この雑草をまず草刈り鎌で、スパッと3等分くらいに切る。そして、持ってきたヒバサミでつまんでゴミ袋に入れる。その上から、トゲのない雑草を入れるという手順だ。

ところで、見る気になれば、1階の入居者の部屋の中が見える。たいていは、ほとんど誰も行くことがない裏なので、カーテンもしないで日の光を入れるために開けっ放しでいる。自分は見ないようにしているが、もう一人の管理人O氏に雑草の取り方や剪定を説明していたときに、彼がチラッと見て「汚ったねえ、部屋だなあ!」と言った。          

自分もチラッと見たが、確かに汚い。物が散乱していて、ゴミ屋敷に近い。O氏は、漏水工事に来た人を案内するために、ある入居者の部屋に連れて行ったが、入口からすごいゴミで、水道業者の人も、どこから漏れているのかこれでは分からないと言って、一旦帰ったそうだ。こんなゴミ部屋が、まだまだあるのだろう。   

         

マンション裏の草刈りは、後3日くらいはかかりそうだ。これからの自分の出番のときの天気予報は晴れになっていて、O氏のときは雨になっている。結局、自分が全部やることになりそうだ。O氏は「俺の草刈りは、ほとんどないなあ」と笑っていた。俺は勝負運が悪いな。