オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「母親譲りの”すすぺ”」

先般、例のクレームオヤジが、隣の棟の或る部屋のドアを開けて、そこの住人と話していた。自分が、丁度そこの階の廊下の掃除に行ったときだった。なにか、ずっと話し込んでいる。

聞き耳を立てて、いつもよりゆっくりとモップ掛けをした。話し声や話の内容から察すると、この部屋の住人は30~40代の男性で、体が悪いようで、買い物をクレームオヤジに頼んでいるようだった。もしかしたら、コロナに感染したのか?

ただ、このクレームオヤジが「大丈夫か?」とか「病院は行ってるか?」と言ってるのを聴いて、まるで親子の会話だと思った。自分が掃除をし終わっても、まだ話をしていたが、それ以上掃除をしている振りをするとマズいと思い、仕方なく下の階に行った。

その数日後に、もう一人の管理人O氏に会ったら「この前、あのクレームオヤジが隣の棟に来ていたけど、なにをやってるんだろね?」と言う。それで、この前のことを教えてやったら、「よく、知ってるね!」と驚いてた。それはそうだろ。危険を覚悟でゆっくり掃除をしながら、一言一句聞き逃さないように全神経を集中し、情報を集めたんだからな。                          

          

このクレームオヤジは、他の入居者にも物を買って届けているような姿も、後日見かけた。このクレームオヤジ、もしかしたら買い物に行けないような人の代わりに、買い物に行って来てやり、駄賃をもらっているのかもしれない。ということで、舌の根も乾かぬうちに、また仕事のことを書いてしまった。( ̄┰ ̄*)ゞヤッチャッタァ

自分の母親はよく、あれこれと人のことを詮索する人のことを「すすぺ」と言って、バカにした。東北由来の北海道の方言らしく、他人のことに何でも顔を突っ込んだりする人のことを言うらしい。しかし、自分の母親自身がまさしく、その典型的な「すすぺ」だった。自分も似たのかもしれない。