正月前に、ものすごい量のペットボトルと空き缶と空き瓶が、ラベルもキャップと取らず、混在して大きな袋に4袋も、マンションのゴミステーションに捨てられていた。土曜日か日曜日の夜中に持ってきたようで、同じ人物らしい。以前にも、1袋ずつ持ってきた奴だと思う。
参ったなあと思って、仕分けをしていたが、あまりの量で5本くらいラベルはがしとキャップ取りをしたところで、これはひどいと思って「ふざけるなー!」とブチ切れた。手に持っていたペットボトルを投げ捨てた。「これは犯罪だー!」と。
気づくと、警察に電話をしていた。「不法投棄のことで」と。「上の管理会社の担当者に相談しなくて良かったか?」と後で思ったが、前に相談したら「どうしますか?警察に電話した方がイイですか?」と、逆に聴かれたので、相談しても仕方がない。
近くの交番に居た警察官が、パトカーに乗ってやって来た。事情を話したが、返事は予想通りで「監視カメラで相手の車のナンバーとかを確定して、その所有者に話を聴きに行くということくらいしか出来ないんですよね。刑を確定するのは難しくて」とのこと。
それで、「そうですよね。でも、こうして警察が来たということで、犯人?に対しても、入居者に対しても威嚇というか、抑止力にもなりますからね」と自分が言うと、「そうなんですよ」と警察官も言った。パトカーが帰る時に、「そうだ!パトカーの写真を撮って、掲示板とゴミステーションの入口に貼ってやろう!」と思い付き、パトカーが帰る時に急いで撮影した。
その時の写真を載せた貼り紙を、マンションの掲示板とゴミステーションの入口のドアに貼った。ボランティアで、いつもゴミの仕分けもやってくれている入居者のNさんによると、あれから一切、不法投棄はないので、「パトカーの写真は効いてるね」と言っていた。 ということで、結局、不法投棄の膨大な4袋は残ったままだ。もう一人の管理人O氏と、仕方ないから少しずつ片付けて行こうとラインした。
すると、札幌市在住のO氏が「札幌市は、ペットボトルのラベルは剥がさなくていいし、キャップも取らなくてイイ。空缶と空き瓶も混じっていてもイイから、そのゴミを車に積んで帰って、自分の家の近くのゴミステーションに捨てるよ」と返事が来た。
このときほど、O氏が愛おしく思ったことはなかった。思わず、スマホに手を合わせていた。ありがたや、ありがたや。(-∧-) ということで、4袋すべてをO氏が持って帰って処分してくれた。O氏の大事なミニクーパーに、大きなゴミ袋を満杯に積んで。