オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「マンションの受付台に置く、マガジンラックの製作」

マンションの両棟の1階受付の窓の手前に台があるが、そこに市の広報や色んな会社の案内や飲食店のチラシなどが置いてある。ただ、幅も狭くて、端からそれらが垂れ下がったり、重なったりして、一部しか見えなかったりする。

これらを上手く整理できないかと思い、マガジンラックを思い付いた。我が家にある廃材や端材を利用して、一丁、作ってやろうかと思い、何か作りたいと思っていた心に、火が着いた。

たまたま、スピーカーを作ろうと思ってカットしていた合板もあったので、そのサイズに合わせて、手描きの簡単な図面を書いた。そして、少しずつ少しずつ進めて行き、最終的に組み合わせてみた。

すると、またも最初に予定していた寸法と少し違う。これだと、受付台から少しはみ出てしまう。そうなると、高齢者も多いので手にするときに引っかかったりして、マガジンラックが落ちたり、ずれたりする可能性がある。それと、作っている内に、「これでは、マズいかなあ?」というところが色々と出てくる。

当初は4段のスペースにしたが、仮組立をしてみたら、そんなに必要でないような気がしてきた。それで一番前面の板を取り付けないで、3段のスペースにした。後で、4段にも出来るように、後はそのままにした。

仕切りが多過ぎるので、一番前の板を外した。

次に、このままだとパンフレットや冊子を入れても、同じ高さなので冊子が重なって後ろのが見えなくなる。それで、やっぱり、段差を付けないとダメだと思い、上の2段の下に板を敷いて段差を付けることにした。後から、継ぎ足しの木工だ。

側面はビスをかなり打っているので、さすがにこれは見栄えが悪いと思って、薄い板があったので、接着剤で貼り付けることにした。いくら試験的に作ったにしても、あまりにもひどいとマズい。ということで、ここにギターの表面板の材料が家に残っていたので、それを貼った。

しかし、木工ボンドで貼り合わせる時に、向かって左の見える側の板を、左側と下側が変色しているのを使ってしまった。そして、壁側になる右側には変色していない、いい板を貼ってしまった。そして、ずれて貼り合わせたりして、この辺が自分らしいなあと変に納得した。第一、こんなことをする人はいないだろう。

    

まずは、これで一応完成したので、様子を見て大丈夫ならもう一つ作って、もう一つの棟にも設置しようと思っている。すぐ壊れて、バラバラになったりしたら恥ずかしいので、頑丈に作らないとなあ。入居者に「なんだ、こりゃあ!」と笑われたら、すぐ撤去だ。「なかったことにしてくれ」と。ヘボ日曜大工は、人様の前に出すものは、なかなか作れないのだ。

そういえば、あの「白洲次郎」も日曜大工をやっていたそうだ。知人にイスを作ってやったが、知人がイスに座るとバラバラに壊れた。そのことを白洲次郎に言うと、焦って飛んできて、回収していったという。自分のようなヘボ日曜大工は、結構いるんだろうな。