デスクワークの仕事を辞めた2日後に、求人を見ていたら、マンションの管理人の仕事があった。それも、普通はマイカー通勤はダメだが、それも大丈夫で、しかも車をマンション駐車場の端に無料で停めていいという。年齢制限もなかった。マンション管理人の募集条件として、こんな好条件なところは、今までなかった。
電話で会社に確認すると、後日、面接の日を連絡するということだったが、なんと翌日に電話が来て「明日、面接に来れないか?」という。随分と急いでいるなあと思った。面接は、管理会社の事務所がある札幌市内の狸小路にあるビルなので、江別駅から札幌駅まで電車で行き、そこから地下鉄で大通公園駅まで行って、駅から歩いた。
まだ30代位の男性担当者で、面接が終わって帰るときに「採用が決まったんですが、すぐ来れますか?」と言われた。これまた急だったが、「担当者も人を見る目があるなあ!」と思った。しかし、後でもう一人採用になった管理人O氏と話したら、彼も面接の場ですぐ採用になったという。面接は、O氏が1番最初で、自分が2番目だった。
後で分かったことだが、このマンションで、昨年11月末に管理人2人が同時に辞めたそうだ。それで、自分達が決まる今年3月まで管理人はいなく、その代わり面接をした担当者と、もう一人の部下の男性2人で、交替でずっと3ヶ月間も管理人の仕事をやっていたという。普段は、デスクワークの人達だ。それも異常な大雪で、除雪や水道の凍結やらで大変だったらしい。
だから、サッサと管理人を決めて、管理人の仕事から一刻でも早く逃れたい一心で、面接に来た順に決めていたようだ。「とにかく、どんなんでもいいから、すぐ決めるべ!」と、いうことだったのだろう。しかし、これが自分にとっては非常にラッキーだった。その後、勤務する曜日も何から何まで、すべて自分の希望通りになった。