オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「妄想癖がある」

自分には妄想癖がある。何かあると、そこからストーリーが次から次へと展開して行く。先般、我がマンションで夜中に、上階の方からドーン!ドーン!という大きな音が何日も続いていて、下の階の人が寝られないという苦情があった。それで、自分はその上の階に、以前から少し不審だと思っている人がいたことを思い出した

そのことを、管理人室に遊びにやって来た、同じ管理人のO氏に話した。上の階の人で不審な人がいると話したが「そうかなあ?」と言って、あまり話したがらないようだった。ところで、O氏は色々なウンチクがすごく、もう何から何まで陰謀だという「陰謀説の鬼」だ。

今回のコロナ騒ぎも陰謀であり、ワクチンを打たせるのも陰謀だといい、自身はワクチンを一度も接種していないという。それから「サル痘」の話になり、これからその菌が陰謀によって広がるはずだと言う。そんな話ばかりをずっと聞かされたので、自分も段々と感化されて、不安になっていった。   

          

O氏が帰る直前に、突然「あ、下痢だ!」と言ってトイレに入った。O氏が帰った後から、妄想が始まった。なにかが、おかしい、なにかが…。もしかしたらO氏は、実は「サル痘」の保菌者で、自身はそのワクチンを打っているので大丈夫だが、トイレで💩と一緒に菌を放出し、自分に感染させて抹殺しようとしたのではないだろうか?

普通は「腹が痛い!」というはずなのに、いきなり「下痢だ!」と言う奴はいるだろうか?O氏は、持ってきてくれたブルーベリー・ケーキを食べたからかもしれないと言っていたが、ブルーベリー・ケーキで下痢になるだろうか?おかしい、なにかが、おかしい。

            

このマンションの問題のドーン・ドーンという音は、「サル痘」の菌を培養するための培養器を動かしている音で、その音の出どころは自分が不審に思っていた入居者の部屋なのではないか?そしてO氏は、その仲間なのではないか?それで、その部屋の異変に気づいた自分を、O氏は抹殺しようとしたのではないか?

それと、上の部屋のドーン・ドーンという騒音に対して、何度も本社の担当者I氏に報告しても積極的に動こうとしないのは何故か?それはI氏も、もしかしたら仲間なのではないか? というか、この管理会社自体が秘密組織なのではないか? というところまで妄想が進んで行った。    

           

それで、仕事に行くのが急に恐ろしくなってきたので、休もうかな? 思い切ってO氏にそのことをラインすると、「面白いことを言いますねえ。映画の脚本でも書いたらいいんじゃないですか?」と返事が来た。明らかに動揺しているようで、なんとかごまかそうとしているようだ。俺には、全部お見通しだ―!

自分は、もうすぐ抹殺されるかもしれない。もし、マンションの管理人募集で、あまりにも条件が良過ぎて、すぐ「採用!」と言われたら、辞退した方がいいだろう。この記事も、秘密組織の関係者に見られるとマズいので、例の如く「短期限定記事」ということで、近日中に手動消滅することになるだろう。よろしく!( ̄^ ̄ゞ