オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「自分にとって、木工とは?」

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自分にとって、木工をやる一番の楽しみはなんだろうといつも考えていたが、そのほとんどが「収納」、そして「再利用」であるということに最近気づいた。今、自室で使っている机は、実家で両親が使っていた座卓の脚を合板でかさ上げして、机として使っている。奥行きが94㎝、幅180㎝もある。かなり広いので、パソコンのディスプレイ2台と、自作スピーカーをディスプレイの両側に2台積んでいる。

この他にも、ほぼ同じ大きさで厚さが2.3㎝の合板を、サイドデスクにして使っている。その天板の両脇下に、手作りの引き出し付きサイドテーブルを置いて、脚代わりにしている。しかし、この両脇の引き出しだけでは収納が足りず、サイドデスクの横側にも、また一つ作った。引き出しは、手間がかかるので面倒だ。

本当はもっと手間をかけて、きれいに丁寧に作りたい気持ちもあるが、とにかく早く収納に使いたいという気持ちの方が強い。質よりも速さを優先してしまう。引き出しも、表面に化粧板を貼り、ビスの跡を隠すとキレイになるのだが、面倒なのでやらない。試しに、引き出し2つに化粧板を貼ってみたが、さすがに見栄えはいい。でも、他は面倒なのでやらない。

もっとゆっくり、少しずつ時間をかけてやれば、もっとキレイに仕上がると思うが、やらない。以前、近くの町にある木工教室に見学に行った。生徒の製作物を見たが、繊細で緻密なチェストなどで、これは自分には無理だと思ったし、作りたいとも思わなかった。ただ、手間と時間をかけて作ったものは、その後何度見てもいいものだ。

机の下には、本やファイルを入れる棚も作った。キャスターをつけた移動式だ。このような棚や引き出しも、既成のものをホームセンターで買えば済むが、価格も結構するし、何よりもこちらの望むサイズに合ったものが、なかなかない。自分で作ればピッタリのサイズにできるし、ビス留めをして作れば、いずれ使わなくなっても解体して、また何度でもその木材を加工して使うことが出来る。

木材は値段が結構高いので、再利用すると金がかからないのでいい。もちろん、新たにサイズに合う木材を買うと楽だが、木工室に残っている木材を色々と組み合わせて使ったり、使っていない製作物を解体したり、それに付け足したしたりして再利用する。これがちょっとした、醍醐味でもある。下の画像の物は、ほとんど一度使用した物を何度も再利用して作った。

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