オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「至高のストリングス・アレンジ」

f:id:yoisyotto:20211206162242j:plain

昔から、さだまさしの「風見鶏」というアルバムの中の「つゆのあとさき」、「桃花源」、「セロ弾きのゴーシュ」という曲の、バックで奏でられるストリングスが大好きだ。曲も好きだけれど、地の底から湧き出て来るような重厚なストリングスと、歌をジャマしないで盛り上げていくアレンジが、実に素晴らしい。

調べてみたら、サイモン&ガーファンクルの名アルバム「明日に架ける橋」のストリングス・アレンジを手がけている「ジミー・ハスケル」というアメリカ人が、アレンジをしていた。この人は、アルバム「明日に架ける橋」のアレンジでグラミー賞の、優秀ヴォーカル編曲賞を受賞している。

楽曲「明日に架ける橋」や「ボクサー」のストリングスは、壮大でドラマチックで圧倒される。ジミー・ハスケルは、その6年後にシカゴの「If You Leave Me Now」でも、同じくグラミー賞の優秀ヴォーカル編曲賞を受賞している。さだまさしも、それらを聞いてジミー・ハスケルに、是非ということでストリングスを頼んだようだ。

洋楽のバックのストリングスは、どれも歌を邪魔しないで、盛り上げていくアレンジだが、日本人がストリングスをアレンジしたので、いいと思ったのはない。昔、岸田智史という人が、オーケストラをバックに歌っているライブ・レコードを買ったことがあったが、歌とオーケストラがバラバラで一体感がなく、ひどかった。

上記以外にも、日本の有名な歌手が「オーケストラをバックに歌う」というのを、何度か聴いたことがあるが、どれもダメだった。最近、玉置浩二もストリングスをバックに歌っているが、そのアレンジも今一つだ。向こうの人にストリングスのアレンジを頼んで、日本のストリングスが演奏したらどうなのだろうか、と思ったりもする。

なーんて、偉そうなこと言っちゃってね。  ̄m ̄ ふふふ