オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「長沼町の手打うどん店 “ほくほく庵”」

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1月2月と店は休みなので、この店のホームページの写真を拝借した。

この店は、以前は札幌市内にあった有名店だったらしい。なるほど、美味いのも分かる。こんな、周りが畑ばかりのところにポツンと1軒しかない小さな店だが、昼時はいつも満員で、駐車場には車がズラーっと並んでいる。今の時期の1月と2月は、冬休みということで毎年休業している。

ここにはもう何度も行っているが、“釜あげ天ぷら”をいつも頼んでいる。素朴な醤油タレが実に美味くて、コシの強い太い手打の麺とベストマッチだ。天ぷらも表面がカリカリしていて、実に美味い。この天ぷらをタレの中に入れて、うどんと一緒に食べるのも好きだ。タレと麺のバランスがすごく良いのか、毎回食べても飽きることがないし、量も結構あって、いつも満足する。シンプルだが、とにかく美味い。

この店には以前、すごくお世話になった。それは数年前に地震があった時に、江別は停電と断水になって水を集めるのに大変で、その時に隣町の公園の水飲み場はどうだろうかとポリタンクをたくさん持って行ったが水は出なく、仕方ないのでそのまま近くにあるこの店に昼飯を食べに入った。

開店間際で客は自分1人だけで、厨房に居た店主と店員が「江別の方は停電と断水で大変みたいだ」と話していたので、自分も「断水でえらい目にあって、それで水を集めに来た」と言ったら、店主が「それは大変だ。うちの水道水をタンクに入れて持って行ったらいい」と何度も言ってくれた。

すると、店員の女性が「家の近くにあるマオイの湧水から汲んだ水が、焼酎の大きなペットボトルにたくさん入れて取ってあるから、水道水の水の他にも持って行ったらいい」と言ってくれて、家に居た息子さんにわざわざ電話して店まで届けさせてくれた。「今どき、こんな親切な人達がいるのだろうか?」と、ずっと感謝感激だった。

正直、自分は糖尿病なのでうどんは一番悪いと言われているので頻繁には行けないが、それでもこの味と、この店の人達の人柄に魅かれる。1月と2月は冬休みで、閉店しているので、3月になるとまた行くつもりだ。 店の住所は、夕張郡長沼町西4線南5。