オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「また、カップ麺を食べた」

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またローソンで、「ダブルチャーシュー 塩ラーメン すぎ本」を買って食べた。これは塩味だったが、タレは別にして、麺の食感が昔の袋入りの、鍋で作って食べるラーメンのようだった。麺の味もインスタントラーメンという感じで、美味しいと思わなかった。タレもチャーシューも、今一つだった。恐らく、このカップ麺の「すぎ本」は、店で食べたらきっと美味いと思う。

友人のU氏は、インスタントラーメンでもカップ麺でも、タレは店で食べる味にかなり近づいたと思うが、麺がダメだなと言う。「麺は、今でもずっと昔のインスタントラーメンの味だ」と言う。今までかなりの数のラーメン店で、食べて来ただけのことはある。これで、賭け事が強ければ最強だ。関係ないか。今回は、1,500円当たったと自慢していた。

店で食べるのとインスタントの差は、まだまだある。ただ、それでも、かなり美味くなったと思う。それにしても、自分が学生で東京に居た頃は、都内にあるラーメン屋は「えぞっ子」だの「熊五郎」とかいうような、北海道を思わせる店名のラーメン屋しかなく、マズくてひどかった。インスタントラーメンの方がマシだと、北海道の人間はみんな言っていた。

当時は、ラーメンと言えば北海道という時代だった。それが今や、都内のラーメン店はレベルがかなり上がり、都内のラーメン店主が知り合いの道内のラーメン店主に、「北海道はレベルが低いね」と言ったという話しを、最近なにかで読んだ。今や、ホントにそうなっているんだと驚くばかりだ。

考えてみたら、30年くらい前だが、ススキノのラーメン横丁が観光客にすごい人気で、通りに人があふれて、店に入り切れないほどだった。しかし、空いている店に同僚と入ったときに、四角い多くの一斗缶が店の隅に積んであるのを見て、これは何だと店主に聴いた。すると、小樽かどこかのラーメンのタレ専門に作っている業者から買っているタレが入っている缶だと言う。

ラーメン横丁のラーメン屋は、ほとんどそこから買って使っていて、それぞれの店によって味を変えて作ってもらい、一からタレの仕込みをしている店なんかないと言う。それを聴いて、同僚と驚いた記憶がある。本当か嘘かは分からないが、もしそんなことをやっていたのだったら、東京の店に抜かれるのも当たり前のことだ。

 

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