江別駅南口から、千歳川をまたいで東光町に行く東光橋を降りると、すぐ右手に目立たない赤レンガの平屋の建物がある。数年前に、その建物の前に「パンケーキ」という旗が立ててあった。恐らく、普通の主婦とかが趣味程度で店を始めたのだろうと思っていた。こんな目立たない立地とパンケーキでは、商売にならなくてすぐ消えてなくなるだろうと思っていた。
それが昨年、テレビを観ていたら「ふるカフェ系ハルさんの休日」というNHKの全国ネットの番組で、この店が紹介されていたので驚いた。「江別の？すぐ近くの？あそこ？」と思って観ていたが、店内を見ると、洒落た感じのカフェだった。しかも紹介されていたパンケーキが、これまた洒落ていて、ヴォリュームも結構あるようで美味しそうだった。
北海道産の小麦ハルユタカを使用した、パンケーキだそうだ。「まさか、あの店が！」と信じられなかったが、「江別の赤レンガで建てられた、歴史ある古民家を再利用したカフェ」ということだ。最近、女房と次男坊の嫁さんと下の孫とで、この店に行ってみた。「時間がかかりますよ」と言われたパンケーキを頼んだが、なかなか美味しかった。こんなすぐ近くに、こんな店ができるとは思ってもみなかった。
ところで（いつも話が脱線する）、この店がある町には最近パキスタン人が大勢住んでいるようで、いずれ「パキスタン人街」になるのではないかという話がある。中古車を買い集めて、修理して本国に送ったり、部品を送ったりしているようだ。道理で、町外れに得体のしれない倉庫がたくさんあって、車がズラーっと何台も並んでいる。カフェとは、全然関係ない話だが。
