オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「4台目のスピーカー、完成!」

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※上のスピーカーが3作目で、下のひと回り大きいクリーム色のが今回の4作目スピーカー

やっと、残りの塗装をやり終わり、スピーカーユニットもターミナルも取り付けて完成した。塗装に関しては、実際にはなんとか見られるところまでやったと思っているが、塗装というにはかなりお粗末で、塗装のムラで表面が凸凹していて、塗料が垂れた跡もあり、近くで見るとひどいことになってる。

今まで、こんな同じ失敗を何度も繰り返してきたが、その原因は自分でもよく分かっている。それは、組み立てが終わってから丁寧に何度もサンダーをかけて、表面をテカテカにして、木口の問題もシーラーなどを最初に塗っておけば、塗装の時にキレイに仕上がることは重々承知の上だが、ただ面倒でやらないのだ。

自慢して言うわけではないが、「丁寧さよりも、速さ」という性格なので、どうしてもジックリと手をかけるということができず、時間をかけるということができない。それと歳を取ったせいか、一気に続けてやることが難しくなった。情熱が続かない。どうもエンジンのかかりが遅くなった。50代までなら、夢中になって続けて作業もできた。

完成したスピーカーユニットと後ろ側のターミナルをスピーカー線で繋ぎ、早速アンプに繋いで音を出してみたが、これが重厚感とスケール感のある、なんともいい音で鳴るので驚いた。どうせ、今までのスピーカーの音を少しスケールアップしたくらいだろうと思っていたが、想像以上の音だった。

考えてみたら、スピーカーユニットも、今回は「TangBand 10cm W4-927SEF」という2個で12,600円のを使った。その前のは「FOSTEX 10cm P1000K」で、2個で3,500円という安さだった。価格は4倍近くしたのだから性能もいいだろうし、箱の容量も2倍あるから、重厚感もスケール感もあるのは当然のことなのか。

まだエージングを始めたばかりだが、この音を聞いたら今までの小さなスピーカーには戻れないような気がする。好きな音楽を、これで聴きたいと思うようになった。エージングが終わったら、いったいどんな音になるのだろうか。この後は、来年2台作ろうと考えていて、一応それでスピーカー製作は終わりにするつもりだ。

来年は、雪が溶けて暖かくなる4月頃からスピーカー作りに取りかかろうと考えている。来年作る予定の最後のバスレフは、今回のよりもさらに一回り大きく、ユニットも「MarkAudio Alpair10v3 Gold」という2個で30,000円のを予定している。これは、かなりいい音だと、専門誌にボックスの設計書と共に書いてあったので、期待大だ。

その後は、バックロードホーンのキットを買って組み立てる予定だが、これは由仁町の「一軒茶屋」のマスターから教えてもらった。バックロードホーンは設計が難しく、上級者向けということだが、キットなので簡単でいい。自作で一番面白いのもこのバックロードホーンのようで、作り方によっては素晴らしい音が出るようだ。バスレフとは異なる音になると思うし、どんな音が出て来るのか楽しみだ。

ということで、今年の自作スピーカー作りは、この4台目で終わりとなる。今回のスピーカーが、思いのほか音が良かったので、しばらくこれで楽しめる。またこれから始まる「長~い、長~い冬期間」を、このスピーカーで好きな音楽を鳴らして聴く楽しみができた。