4台目となるスピーカーの組み立てが、やっと終わりそうだ。今朝、最後の横板のフタをして、箱は完成した。接着剤をたっぷり塗って隙間が無いようにしたので、このまま明日まで待つことになるが、昨今の朝晩の寒さでやはり接着剤の乾きが遅い。完全に乾いたらほぼ透明になるが、一日経ってもまだ白色のままだ。今朝の木工室の温度計を見たら10℃だった。
パテで接着面をかなり埋めたこともあって、完全な接着に不安があったので、数か所に頭をつぶした釘も打っておいた。完全に接着剤が乾いたら、今度は電動サンダーと紙やすりで表面をキレイに磨いてから塗装だ。これも暖かい内にやらないとならない。今回は、今までと違うクリーム色にしようと思っている。
とにかく着手するまで、なかなかやる気が出ないのが困るところで、一気にやっていればもう5弾も6弾も作り終わっているところだけど、それが出来ない。今回の組立も、この3日間でやった。どうも「やらなければならない病」のせいか、少しでも急がないとダメだ、やらないとダメだと思うと、途端にやる気がなくなる。他の人はこんなことが無いのだろうか。
第3弾のスピーカーも、合間を見て時々エイジングをしていたが、やっと高音の角が取れて来たようだ。どれくらいの音量で、音を流していればいいのか分からないが、普段聴くよりも少し大きめの音にしている。部屋の戸を閉めていたが、結構な音なので音が漏れてうるさいと思うこともあったが、そろそろそれも終わりだ。
相変わらず、いい音で鳴っている。しかし、段々とその音に慣れて来ると、もっといい音を聞きたいと思うようになる。第5弾は、今よりももっと大きくて、もっと高価なユニットで作るつもりだ。それでバスレフは終わりで、その後はバックロードホーンのキットをやろうと思っているが、来年以降になるだろう。
真空管アンプの自作にも手を出そうかと思っていたが、話を聴くと真空管アンプのコンデンサーというところに電気が溜まっていて、電源ケーブルを抜いた後もそこに触れるとその電気が流れて、かなりのショックを受けるらしい。
その話を由仁町の喫茶店の一軒茶屋の店主にしたら、「すごいショックで痛いんですが、一度それを体験すると次から気を付けてやるようになるし、死ぬことはありません。ゴム手をして作業するという手もありますし」と言う。
「ああ、そうですか…」と言ったものの、俺には絶対に無理だと思って、真空管アンプの自作は止めることにした。電気が怖く、静電気にすごく弱い。昔から静電気が起きやすい体質なのか、乾燥している冬などは何に触れてもバチッとする。真空管アンプは、今は安い中国製のでいいのがたくさん有るようなので、それにしようかと考えている。「中華製の真空管アンプは、結構いい」という評判だ。