江別市野幌町の12号線と白樺通りの交差点のところに、丼物専門店の”かつや”がある。この手の飲食店には、今までまず来ることがなかった。牛丼の吉野家には、学生時代に2~3回入ったくらいだ。″かつや”も、カツの肉は脂身のないボソボソした味気のない木っ端みたいな、いかにも安くて旨みのない肉だろうと思っていた。それで、あまり期待しないで入ってみたが、これが予想大外れだった。
カツも御飯も量があるし、今まで食べた安価な豚肉とは違って、脂身にしっかりと旨みがあって美味い!「一緒にいかがですか?」と勧められた豚汁やサラダなどは頼まず、テーブルに置いてある、無料の大根の漬物をカツ丼の器の中にたっぷり入れ、無くなれば何度も補充する。
自分のカツ丼の食べ方は、最初にタレの染み込んだ御飯をカツの下から掻き出し、少しのカツと大根の漬物でほとんど食べてしまい、最後に残った多くのカツだけを贅沢に味わって食べる。ここのカツは、噛んでいるとジワっと旨みが出て来る。これほどのカツ肉は、他ではまずないと思う。
カツ丼の一番下のランクの梅で529円(税込)だが、精算時にレジで渡される100円割引券を使うと429円(税込)になる。ワンコインの500円より、まだ約70円も安いのだから驚く。これが700円とか800円とかの金額ならば「美味いが、そうは来れない」と思うところだ。
この美味さと、量と価格の安さに満足して、レジでの支払時にまた渡される割引券を手にして、「また来よう!」と思う。このかつやで、食べることを楽しみにしている。コストパフォーマンスがいいねえ。オジサンのささやかな楽しみだ。