オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「自炊を始めて」

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半年ほど前から自炊を始めたが、当初は大変だった。高校のときは、食事付の下宿で自炊は一切なしで、大学生のときは東京のアパートに住み、自炊の道具は小さい電気釜を持って行っただけだった。その電気釜で2回ほど米を炊き、魚の缶詰がオカズで食べたことがあったが、初めて米を砥いだので砥ぎ過ぎて、ボロボロに小さくなった。炊き上がった御飯も、粉のようになった。

もったいないので食べたが、何とも言えない食感だった。そして、そのまま電気釜を洗わないでずっと置いていたら、暑い夏だったので、久しぶりにフタを開けると中はカビだらけで、ボワッとカビの粉が舞い上がった。それ以来、自炊は一度もやっていない。

実際に自炊をやってみたら、まず玉ねぎをどうやって切ったら良いのか、ネギはどう切るのか、ピーマンは、マイタケはなど、とにかく基本的なことがサッパリ分からなくて戸惑った。買って来た野菜も、洗うのだろうかと悩んだ。

野菜の切り方は初歩の初歩という料理本を中古の本屋で買って調べたりしたが、よく分からなかった。それで、youtubuでその実演を動画でやっていたので、見ながらやってみたら簡単に出来て、これはすごく助かった。やってみると、案外簡単なものなんだなあと思った。

まずは出来るだけ簡単な料理ということで調べてみたら、フライパン1つで色々な料理が簡単に出来るというので、早速フライパンを買った。使う油もオリーブオイルが体に良いと言うのでそれにした。

自分は糖尿病なので、メニューも低糖質のものでなければならず、肉や魚は糖質が低いので食べても良いということで、最初は野菜と豚肉を炒めた野菜炒めばかり作って食べた。時々、生卵を混ぜたり、フライパンで卵焼きも作ったりして食べた。その内、ゆで卵の作り方もyoutubuで見て、ずっと作っている。

朝食は低糖質の冷凍ブランパンを買って来て、それにバターをつけて食べた。それに、スーパーやコンビニで売っている、「そのまま洗わずに食べれるミックス野菜」のサラダと、ヨーグルトに冷凍イチゴと冷凍ブルーベリーを入れたのと、生ハムやインスタントの色々なスープなどで食べた。

昼飯は玄米パックのレトルトを電子レンジで温めて、魚の缶詰や野菜炒めで食べていた。そして晩飯も、だいたい昼と同じメニューになった。メニューというほどのものではないが、まあまあ食べることはできる。

しかし、毎日それをずっと続けていたら飽きてきて、それと何故か自分で作るものが美味いと思わなくて、不思議だと思っていた。段々と、野菜炒めなどは見るのも嫌になって作る手間も面倒臭くなってしまい、フ ライパンで作る料理は一切やめてしまった。朝のパン食もやめた。

今は前の記事にも書いたが、電子レンジで簡単に作れるオカズに切り替えた。「豚肉とねぎの塩山椒炒め」、「鶏肉のマスタード照り焼き」、「ポークソテー」、「鮭のペッパーステーキ」などを作っているが、まだまだ種類があるので徐々に作って行く予定だ。

新たな食材も色々と買って試しているが、最近マッシュルームを豚肉に添えるという料理があったので、よく分からないがマッシュルームを買って来た。ヌルッとしていて茶色くて汚れている感じがした。1週間後に冷蔵庫から出して調理しようとしたが、まずこの汚れているようなヌルッとしたのを洗ってみると、傘と棒状のところがポロポロと取れた。

傘の棒が取れたところにぽっかりと穴が空いたが、その穴の中がなにか怖くて見れなかった。虫が入っていたらどうしようと思ったが、そのままバラバラになった傘と棒のところを豚肉と一緒に、電子レンジ用の容器に入れて過熱した。見栄えは最悪。出来上がってから、恐る恐る食べてみるといい香りがした。これで良かったのかは分からない。こんな面倒で、不気味なものはもう買わないことにした。

食べた後に食器を洗うことは、思った以上に苦ではなく、手際よくやれているので、我ながら感心している。こんな食器洗いや調理も、やってみれば何とかなるもんだ。こんな年齢になってからも、料理を始める人は結構いるようだ。奥さんと離婚したり、亡くしたりとかして、やむを得ずやる人もいるし、奥さんがいても自発的にやる人もいるようだ。

市内で、そんな男性のための料理教室をやっていないのかずっと探しているがない。実際に習ってみると、メニューも増えるし、かなり上達すると思うのだが。