オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「次男坊家の本棚を作った ①」

■SPF材を使ったよ~!

次男坊家の本棚を作った。資金に限りがあるので、出来るだけ安く、そして良いものを作ろうと、無い知恵を絞って作った。使用する木材は、側板と棚板に、SPF材(2×4材等)を使った。2×4材で使われているのは、スプルース(トウヒ)、パイン(松)、ファー(モミ)の3種類で、その頭文字をとってSPF材と言われている。

本棚のサイズは、高さが240㎝で、横幅を88㎝にした。側板の木材は、2×6材(366×14×3.8㎝)で、左右合わせて2本だ。この2×6材は、ジョイフルという江別市の大麻店で買って来た。店内にいた店員に声をかけて、この木材をみてもらったが、この店員がすごく良かった。ラッキー!

鈴木さんという40~50代の男性で、長さが3.6mもある多くの2×6材の中から選んでくれた。まず、5~6本の中から良さそうなのを選んでくれたので、その辺で選んだ方がいいかなと思って「この2本でいいかな」と言うと、その2本を縦にしたり横にしたりして反りを見ている。自分も見てみたら、かなり左右前後に反っている。

 

        

 

■素晴らしい店員、鈴木さん

それで、残りの木材から、また5~6本見てくれて結局、あまり反りのない2本を選んでくれた。これは大正解で、反りがあると、後で棚板を付けるときに大変だ。反りを修正できればいいが、これだけ厚い板(3.8㎝)だと修正は難しく、棚板も隙間だらけになる。なんと言っても、高さが2m40㎝もあるからだ。助かった。

選んでもらった2本のうちの1本の木目を見て、惚れ惚れした。節は下のところと中間に1個ずつあるが、なんとも味のある木目になっている。この木目がきれいな側を、外側の見える方にした。いい人に選定してもらって、本当に良かった。お礼を言って名前も聴いた。ありがとう!

 

上の板の流れる筋のような木目の手触りが、なんともいい。

棚板には2~3年前に買った1×4材(240×8.8×1.9㎝)があったので、それを使った。幅が狭いので2枚合わせて、ビスケット・ジョイントという方法で繋ぎ合わせた。最初の1枚は、少し隙間が空いたが、2枚目からはコツが分かって調整し直して、キレイにはぎ合わせた。全部で5枚作った。棚の手前には、本が落ちないように、四角の小さな材を接着剤でくっ付けた。

ビスケットジョイントで板を繋ぐ

 

一気に、棚板3枚を接着! 反らないように、漬物石を乗せて。 

 

完成した棚板と丸棒

 

側板に設置すると、こんな感じになる。

 

■遺作と思ってやってるぜ!

さらに、本が手前に落ちてくるのを防ぐために、丸棒を左右に渡るようにした。これは、左右の側板に電動ドリルでドリルビットを使って、丸い穴を空けた。ここにヒバの集成材の丸棒を差し込む。ただ、丸棒と丸穴と同じサイズの直径1.5センチでは、丸棒がきつくて入らないので、ビットを1.6センチにしたが、今度は少しスカスカだ。それで、接着剤でくっ付けることにした。

日曜大工のヘボ大工なので、これもまあいいだろう。くっ付かなくて、くるくる回っても、それもいい味になる。SPF材は柔らかいので、傷もすぐ付く。孫達も男だから荒っぽいので、すぐ傷だらけになるだろうが、それもまたいい味になるだろう。

この本棚を見て触って、ジイチャンをいつまでも思い出してくれよ~! ジイチャンの遺作だよ~! 遺作は木を切る~🎵 トントントン🎵 トントントン🎵 遺作~🎵 遺作う~🎵