オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「なんでギターじゃなく、キーボード?」

最近、「90分でいきなりピアノが弾ける本」という本を買った。キーボードを長男のところにあげたばかりなのに、まだ、あきれめきれないで悪あがきしてる。音楽を聴くのは少し飽きてきたが、やはり自分で楽器を演奏したいという気持ちが、ずっと心の中にある。

ギターは、アコースティックもエレキもアンプも持っていて、ピックもカポもチューナーもエフェクトも、楽譜もたくさんあって、道具はすべて揃っている。基礎的なこともだいたいはできるので、普通はそれを続けたらいいと思うのだろうが、なんでギターはダメで、なんでキーボードだと良いのかということだ。

まず、ギターは弾く度にチューニングが必要だ。弾き終わると、弦を緩めない人もいるようだが、自分は弾き終わると毎回緩める。そして、弾くときにまた締めてチューニングをする。これをやらないとネックが反って、弦が浮いて弦高が高くなり、コードが押さえにくくなる。押さえるのに、力がいるようになる。下図がそうだ。相変わらず、サッと描いても上手いね。画才があるのだろう。

                                   

        

最初は低い弦高で、すごく弾きやすいギターでも、弦を張りっ放しにすると、ネックが反って弦が浮き、弦高が高くなる。約70キロという、ものすごい張力がかかっているからだ。弦高が低いのと高いのでは、弾きやすさが全然違う。自分のような初心者は、特にそうだし、プロでも弦高を調整して低くする人が多い。        

それと、ギターはネックの反りなどを考えると、湿度管理が重要だ。乾燥したり、湿度が多過ぎると、すぐネックが反る。下手すると、表面板にヒビが入ったり割れる。弦が切れると交換だし、古くなっても音が悪くなるので、張り替えが必要だ。弦を買う金もかかる。

キーボードは、そんな手間が一切必要ない。ただ、電源を入れたらすぐ弾けるし、弾き終わったら電源を切るだけだ。ヘッドフォンも使えるので、夜中でも遠慮なく大きな音で弾ける。ギターと比べると、手間や管理がはるかに楽だ。そんなことも、高齢者に向いている。

中高齢者対象のキーボード講習が大人気なのは、そんな理由があるからだと思う。そして、どんなに歳をとっても「音楽を自分で演奏したい」という気持ちがあるからだろう。音楽を聴いているのと、自分で演奏するのとでは大きな違いがある。満足感が違う。

 

というような理由で、ギターよりもキーボードの方が、手軽に練習や演奏ができるし、中高齢者向きだと思う。ただ、また買っても、前のキーボードと同じように「また、ハードオフに売ることになるんじゃないか?」という不安がある。もう、ハードオフの常連だ。

悩むところだが、まずは上記の本を何度か読んで、これならやれそうだと思ったら買ってみようかと考えている。ただ、実際にキーボードに触れて弾いてみないとなあ。 ̄m ̄ ふふ