オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「女の孫とキーボード」

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我が家は代々が男系で、自分の2人の子供も年子で男だし、姉のところも一人息子だ。従って、男の孫2人の扱いはなんとなく分かるが、女の孫になると、どう接したらいいのだろうかと考える。男のように、すぐ「闘うべ!」というわけには行かないだろう。

先日、その孫を見に行って来た。我が家から、車で片道40分ほどのところに住んでいる。そのときに、自分が覚えようと思って買ったが、ほとんど使っていない電子キーボードを持って行った。長男坊の嫁さんに「要るかい?」とラインしたら、欲しいということだった。

自分はキーボードをどうしても覚えたかったのだが、近くにあったNHK文化センターの「おとなのキーボード」教室が、数年前に閉鎖になった。ずっと申し込みしようと思っていたが、いつもすぐ満席になってしまい、キャンセル待ちばかりで、とうとうダメだった。自分のように、歳を取っても弾いてみたい人が多くいるようだ。

札幌まで習いに行く気にはならなくて、独学しかないと思い、弾くところの鍵盤が光るキーボードを買った。しかし、独学ではやはり無理だと諦めて、ハードオフに売ろうかとずっと考えていた。売っても、二束三文だ。長男坊の嫁さんが、欲しいと言ったのでホッとした。

孫がいずれ、キーボードを弾くようになったりしたら、これはちょっとすごいことだ。爺ちゃんは、自分が弾きたかった曲を色々と孫に弾かせて、もしかしたら歌ったり、ギターを弾いてキーボードと合奏するかもしれない。

そして、そのときにまだボケてなくて、手が震えていないようなら、孫にキーボードを教えてもらいたい。爺ちゃんは、キーボードの弾き語りが夢だからなあ。最初は、山下達郎の「潮騒」なんていいな。以前、札幌でコンサートを観たら、達郎がフェンダー・ローズピアノを弾いて歌っていたので、同じような感じで。

死ぬときはキーボードで弾き語りしながら、そのまま静かにあの世に逝くという、素晴らしい最期を遂げたい。曲は「イマジン」で。ただ、本人は素晴らしい最期と思っていても、周りは「あーあ、爺ちゃん!こんなにヨダレ垂らして、キーボード汚しちゃって」とか言われて、迷惑がられるかもしれない。後始末、よろしく頼みます。<(_ _)>