オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「苫小牧市 ″マルトマ食堂”のホッキカレー」

U氏との食事会で、今回は苫小牧の「マルトマ食堂」に行くことになった。初めての遠出になる。朝9時半にいつもの集合場所に集まってから、スタートした。普通に国道を走って行くのかと思っていたら、高速道路に乗ったので驚いたが、その理由は後で分かった。

10時15分頃に、目の前がすぐ港で水産加工場と隣接している「マルトマ食堂」に到着した。すでに入口には行列が出来ていた。30人くらい並んでいただろうか。そして、広い駐車場が満杯だった。まだ昼には時間があり、しかも平日の木曜日なのにと驚いた。

この食堂は、朝5時半開店で、閉店が午後2時だが、開店前にも行列が出来ているそうだ。それで、U氏は少しでも早く到着しようということで、高速道路で急いで来たのだ。約1時間並んでやっと入店できたが、後ろを見ると、かなりの行列ができていた。

入店してみると、想像したよりも狭い店内で、全部で30人位の席数だったと思う。壁一面に、来店した有名人のサインが飾ってあり、ドアにも貼ってあったので、食事が終わって帰る時に、どこが出口か分からなかった。

そして、とうとう念願のホッキカレーを食べた。以前から、一度食べてみたいと思っていた。結構待たされてから、大きなステンレス製の皿に大盛りのカレーが来た。見ると、ホッキの断片がそこら中に見えて、これは期待できると思った。食べてみると、カレーのルーは自分の好みですごく美味かった。

ただ、ホッキの出汁が出ているわけでもなく、ホッキ自体も弾力はあるが、味はほとんどしなかった。もっと、ホッキの味とカレーの味がうまくミックスされたものを想像していたが、違った。元々、ホッキ自体は出汁が出るものではない。かえって帆立の方が、出汁が出てミックスされて、美味しいのではないだろうか。

いずれにしても、ずっと念願だったホッキカレーを食べることができたので、どんなものか分かって良かった。もう、あれだけ並んで食べに行くことはないと思うが、もしもまた行くことがあったら、今度は「マルトマ丼」という海鮮丼を食べてみたい。

苫小牧は主要道路が3車線で、道が広くて走りやすい。新しい建物も多くて、きれいな街になっていた。自分は20年くらい前に、ここに住んでいる友人に会いに来たことがあった。こうして、遠出してドライブも兼ねて食事に行くのもいいもんだなあと、改めて感じた。

25年前に江別市に来たときは、近郊の飲食店を女房と2人で、随分と食べ歩いた。2人の息子達は部活もあったし、親と一緒に行動するのを嫌がったからだ。今は、女房とほとんど別行動になり、お婆さんは山に登り、お爺さんは家に引きこもりという感じか。元々、1人で新たな飲食店に入るのは苦手だったが、段々とそれも慣れた。

今まではU氏に案内してもらう店ばかりだったが、たまには自分が案内する店に連れて行きたいと思っている。ただ、U氏はとにかく、どこの店にも行っていて、行ったことのない店を探すのが至難の業だ。U氏も、今回のような遠出もいいねと言うので、範囲を少し広くして探してみるつもりだ。

 

マルトマ食堂外観。港手前の水産会社建物の中にある。写真はHPから拝借。

ステンレス製の皿に、普通の1,5倍の量。価格は1200円。北寄貝がたっぷり。