ついに、とうとう、やっとのことで、ピアノの練習を始めた。ピアノと言っても、電子キーボードだが、去年の中頃から用意をして、電子キーボードや教則本を3冊も買っていた。準備万端だった。
ところが、老人性うつ病のせいなのか、ギターのときと同じで、弾こうとすると体が前に進まない。金縛りにあったように、体が動かなくなる。以前、エレキ・ベースギターとベース・アンプを買って、教則本も揃えたこともあった。これも、やっと数回弾いたが金縛り?または石化して固まり、弾けなくなって断念した。
今回こそ、なんとしてでも大好きな音楽を演奏して楽しみたい、という夢を叶えようと思って、数日前にやっと教則本に沿ってやってみた。まず、右手でメロディのパートを弾くのを練習し、次に左手のパートの練習をし、そして両手同時に演奏するという練習だ。
右手と左手が別々の動きをするというのは、想像しただけで至難の業で、自分にできるのだろうかと思ってやってみたが、やはり難しかった。しかし、この最初の簡単な演奏は、何度も練習すれば何とかなりそうだ。無理をせず、少しずつ、少しずつ。
この演奏曲は、自分が小学生の頃から大好きだった「埴生の宿」のイントロなので、取っ付きやすかった。この教則本は「DVD一番やさしい すぐ弾けるピアノ・レッスン」という本で、DVDで演奏を見て確認できるのがいい。この教則本に入っている、18曲の楽曲を弾けるようになったらすごいことだ。
60代や70代からピアノやキーボードを始める人が、かなりいるらしい。自分で演奏してみたいという夢や、ボケ防止にもなるということで始める人もいるという。確かに、以前自分が何度も通おうと思っていた、高齢者対象のキーボード教室は、いつも募集と同時に満員になって、とうとう受講できなかった。
このまま、なんとか金縛りにあわないで、続けて行けたらいいと思う。そうしたら、絶対に楽しくなるんだろうけどなあ。いつか、ピアノの個人レッスンを受けるのが夢だ。そして、美人の先生に教えてもらうのだ。楽しみが倍増すること、間違いなしだ。「長生き出来そうな、気がする~♪」(天心木村、風)