オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「美は、見るものの目に宿る」

今年の江別市は風がすごく強くて、連休の間中、ずっとそうみたいだと言っている人がいた。せっかくの晴れが続いているのに、風が冷たい。天気予報を見ると、5月4日くらいまで最高気温が13℃前後になっている。本州は、暖かいんだろうなあ。

最近、星野道夫氏の「旅をする木」をまた読んでいる。こんな文章を書いてみたいと、前から思っていたので、それもあって注意して読んでいる。そして、一番最初の章に、なんともいい言葉を見つけた。半年前に読んだときは、全然気づかなかった。

「人間の気持ちとは可笑しいものですね。どうしようもなく些細な日常に左右されている一方で、風の感触や初夏の気配で、こんなにも豊かになれるのですから。人の心は、深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。きっと、その浅さで、人は生きてゆけるのでしょう」と。確かに、その通りだと思う。

そして、ターシャ・テューダーの「もし、どんな状況でも、明るく輝かしい面を見ようとするなら、つまり、暮らしに喜びを見出そうとすれば、その結果として、きっと暮らしはより良いものになるはずです。こんな言葉があります。“美は見るものの目に宿る”」という言葉も、同時に思い浮かんだ。

ターシャ・テューダーの晩年の最後の言葉だけに、66歳の自分にも「遅すぎることはない。今からでも、まだ間に合う」と言っているようだ。退屈で平凡な日常を豊かに感じるのも、喜びを見出すのも、自分の考え方次第なのだろう。この連休中に、改めて自分を見つめ直してみたい。

今回は、途中に1日仕事を挟むが、11連休になる。この間に色々なことができると思うのだけれど、これが、あっという間に終わってしまう。毎度のことながら。