トレードに関して知ったようなことばかり言ってきたが、なかなか上手く行かなくて失敗ばかりしている。というのは、市場を見過ぎるからだ。市場が動いている間、時間があればずっとパソコンやスマホで保有株の様子を見ているが、それだけではなく、保有株が下がれば焦って損切してしまうし、上がっている株があれば衝動買いしてしまう。
しかし、そうして損切したり衝動買いした株は、ほとんどはその後に逆転する。更に、損切した株をまた買い戻すという愚かなこともやったりする。そうすると、またその株は下がって含み損となる。という繰り返しで、ほとんどの場合、失敗に終わる。いわゆる、「動揺売り」というやつだ。さらに「衝動買い」だ。
今まで何度も何度もそれで失敗して懲りているのに、また同じ過ちを繰り返してしまう。この時点で「俺はトレードに向いてない!」と思う。今回参考にしているトレード法では、週末の土日にチャートを見て翌週初めに新規購入をして、また週末まで放置しておくということになっている。それまでは、市場も保有銘柄の動向も一切見ないことになっている。
それなのに、どうにも我慢できず、ひんぱんに見てしまう。この辺がもう、トレーダーに向いてない。シュミレーションのトレードではほとんど勝っているのに、実践になるとダメというのも、シュミレーションでは実際の金ではないので、一度新規購入すると忘れて放ったままにしておくことが多い。すると、気づいた時には結構な含み益が出ているというわけだ。
前場が下げていても後場に上げたり、その逆というのも普通にあるので、その時その時の株価で一喜一憂しているとダメだ。「木を見て森を見ず」という言葉もあるが、大局を見なければならないのだ。しかし、それがなかなか出来ない。シュミレーションのつもりでやった方がいいのだろうが、貴重な実弾(金)だと思うとなかなかそう思えない。ノミの心臓、チキンハートなのだ。
これからは、週末まで市場を見ないようにしようか。いや、無理だな。1日の前場と後場に1回ずつにしようか。無理かな。前場と後場に2回ずつにしようか。ウーン、取引さえしなければ、何回見てもいいか。ダメだな、こりゃ。