オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「儲かった話は、聴きたくない」

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株式投資を昨年で、きっぱりとやめた。損してばかりで、嫌になった。やめると決めてから、ほとんど市場の様子には関心がなくなったが、相変わらず、その日その日の色々な出来事や要素で上げ下げしているのを見て、こんなことに一喜一憂して神経をすり減らしていたんだと思うと、本当にやめて良かったと思う。

最近、ブログで知り合ったブログ仲間が、株式投資の記事をずっと書いている。しかし、痛い目にあって退場した自分は、もう株式投資のことはもう一切触れたくない。それで、それに関する記事を見ることはなくなったが、最近、その人の記事の見出しを見たら、「現在、200万円の含み益!」と書いてあったので、ついその記事を読んでしまった。

「スゴイ!」と感心するよりも、「クソ―!」っと嫉妬する気持ちしかない。それは皆、同じだろう。宝くじで当選した人を「スゴイ!良かったね!」と思うよりも、「クソ―!不幸になるぞ!」という嫉妬心しか湧いて来ない。逆に損をした人や、ほとんど当選していない人の話を聞くと、ホッとする。

「俺もそうだったんだよ」という、負け犬同士の仲間意識で安心する。これが、普通の感覚だろう。先日、友人U氏が月に1度の食事会で「今日は僕がおごりますよ!」と言い、「実は当たりましてね。ナンバーズが」と、はちきれんばかりの笑顔で言う。これは、大金が当たったのではないかと不安になり、恐る恐る金額を聴いた。

「1万6千円ですね」。ヤッター!やっぱり、それくらいだろ。年末ジャンボで3千円当たったと、何度も自慢している人だ。ただ、それでも最近は数千円しか当たっていない自分からすると、羨ましい限りだ。嫉妬心がメラメラと…、これくらいでは湧いて来ないな。10万円以上になると、嫉妬心が湧いてくるかもしれない。それにしても、我ながらスケールが小さい。

U氏は「これは、これからの大当たりへの序章だ!」と、何度も何度もつぶやいた。自分が「しかし、序章までに随分と年数がかかりましたね?」と言うと、「ウーム」と天を見上げて黙った。自分とU氏は、このまま一生、序章で終わるのではないだろうか。

ちなみに、上記の株式投資で儲けていたブログ仲間の保有株だが、この記事を書いた後に下がり出して、昨日の時点で含み益が半分くらいになったらしい。 ̄m ̄ ふふふ。だから、「トレードは売りが難しいよ」と言ったのに。自分もそれで、何度泣いたことか。頑張ってね。