オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「トレードは、もうやめた」

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昨年7月から、新しいトレード方法を始めたが、買った銘柄が次々と大幅に下落して、損が膨らんでいった。50歳の頃から16年間ずっと今まで、色々なトレードをやってみたが、一番利益を出せたのは、一時期の中国株の沸騰期だった。ドンドン利益が膨らんで行き、乗り遅れるなという気持ちだった。

面白いように中国株が上がり、これはほとんどの資金をつぎ込んだら、とんでもないことになると思ってつぎ込んだら、やはり、とんでもないことになった。リーマンショックで、ゴッソリ持っていかれた。その後、少しでも損失を取り返そうと思い、色々なトレード方法を試してみたが、利益どころか損失をさらに膨らませて行った。

中国株以外にも堅実に利益を出していたトレード法があった。スイングトレードと言う、中期トレードだ。自分はトヨタがほとんどだったが、ずっと同じ銘柄の動きを長期間見ていると「これくらい下がると、またこれくらい上がる」ということが、段々と分かるようになってくる。ただし、値幅が大きくないので、投資額が多くないとそれほど儲からない。

システムトレードや、チャート分析で予想するテクニカルという方法は、過去のデータやチャートの形などを参考にするので、上昇下落に関わらず、だいたい同じパターンの相場でないと予想は難しい。再現性がなければ、過去のデーターは参考にならない。今回のようなコロナウィルスの出現で、世界の市場は予想がつかない動きをしている。

ということで、トレードの資金も枯渇して来たので、トレードは当分休みというか、もう2度とやることはないだろう。この年齢もある。「株で取られたものは、株で取り返す」などと、格好いいことを言って続けていたが、取り返すどころか、根こそぎ持っていかれる。今年から、自分は真人間に生まれ変わることにした。

地道に働いて、稼ぐことが一番だ。これからは、地道にロト7をやることにした。せめて、購入代金くらいは当たって欲しいが、サッパリ当たらない。今まで何度もやめようと思ったが、「買わなければ、当たらない」という言葉で、やめられないでいる。

自分にロト7を買うことを薦めてくれた師匠は、もう10年以上もロトや年末ジャンボを買い続けている。ただ、一去年の年末ジャンボで当たった3千円のことを「どうだ!」という顔で何度も自慢するので、その度にやめようかなと思ったりもする。

今年は年末ジャンボも買ったけど、どうせ当たらないだろう。「買わなければ、当たらない」という声に押されて、つい買ってしまう。そして、「万が一当選したら…」と空想する。その使い道は、ずっと前から色々と考えて一覧表にしてある。後は吉報を待つだけだ。