オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「トレード、また再開!」

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また、トレードを始めている。少額で少しずつやっているが、4月から始めてもう10回以上取引をしている。最初の頃は立て続けに損切ばかりで、2万円ほどの損になっていたが、最近やっと勝ち始めてきて、差引で±0円近くになった。株取引のシュミレーション・ソフトでは、だいたいは勝っていたが、やはり実際に金を投入してトレードするのとは違う。

今回、やっているトレード方法は、チャートを見て移動平均線やローソク足などの動きを見て予測するやり方で、その他の色々な要素もそれに加味して判断する。10年くらい前から色々なトレードの方法をやって来たが、今のやり方が一番しっくりくる。他のトレード法は、どれも早いもの勝ちのようなところがあり、遅ければ遅いほど勝つ機会がなくなってしまう。

ただ、今回の方法はコツをつかむのが難しく、今まで負けているのは上げ下げの初動をつかめなくて、中頃や後半に買っているので、利益が出てもわずかだったり、逆に動くことが多い。それで、なかなか勝てない。トレードは、焦っていると絶対に勝てないので、「忘れているくらいが、ちょうどいい」とよく言われているが、その通りだ。余裕があると、自然と利益も出てくる。

金を持っている人ほど儲かるのは、そういうことだ。余裕のある金で投資をしているので焦らないし、忘れていることができる。銘柄を選ぶときは、慎重に調査をして、買った後は放っておくということだ。買った後もずっと市場の動向が気になり、途中でヘタな知識や感情が入ってしまうと、ろくなことがない。自分もそれで、今まで随分と痛い目に会っている。

個人投資家で儲けているのは全体の約9%で、損得なしが29%、損をしているのが約62%だそうだ。利益を出しているのは、10人に1人の割合だ。しかも、短期的には運やまぐれで大きな利益を出す人もいるようだが、問題は継続して利益を出せるかどうかだ。

一時、億を稼いで話題になっていたデイトレーダーも、機関投資家と証券会社をコンピューターで繋いで、超高速で取引する八百長まがいのものが出てくると、全く相手にならず、あっという間に市場からいなくなった。1秒間に数百回だか数千回だかの取引をして、0.1秒の速さを競っているコンピュータに勝ち目はない。

こんなバカなことをしていたら、個人投資家がいなくなると一時話題にもなったが、そのコンピュータ間で膨大な売買手数料を手にしている市場が、それを止めることはないだろう。それから比べたら、個人投資家の手数料など微々たるものかもしれない。この話も、いつの間にか立ち消えた。

まだまだ、コンピューターも進化しているので、その間隙をぬって、コツコツと稼いで行く「軒下商売」でなければ、個人投資家は稼ぐことは出来ないのではないだろうか。自分の場合は、少額でコソコソと小銭を稼ぐトレードだから、コンピュータと同じ土俵で勝負しても勝てるわけがない。