オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「砥石セットを買った」

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「雑誌ドゥーパ!掲載モデル 剛力砥石 包丁 研ぎ石 両面砥石 セット #1000/#6000 料理人推薦 メーカー3年保証」という砥石セットを、Amazonで買った。しかし、随分とAmazonの売上に貢献してる。これだもの、AmazonのCEOのジェフ・ベゾス氏が2021年の世界長者番付1位になるはずだ。しかも4年連続だそうだ。なんか頂戴!

昔から砥石でカンナの刃とノミの刃を研ごうとして、木工雑誌などを見てやってみたが上手く行かず、というか難しくてあきらめていた。今回、読んだ本の西岡常一氏やその弟子の小川三夫氏の教えは、とにかくまず「刃物を砥げなければダメ!切れる刃物でなければダメ!」ということだ。小川三夫氏が創設した鵤工舎(いかるがこうしゃ)でも、毎晩遅くまで弟子たちが刃物を砥いでいるそうだ。

その様子を他の大工達が見にくると、その刃の砥ぎのすごさに驚くらしい。それくらい切れる刃物が必要なのかと思うらしいが、それが小川三夫氏が率いる宮大工の第一条件らしい。切れる刃物でなければ上達せず、さらにその刃で切った木材は表面がツルツルで、雨が当たってもはじいて水分を吸収せず、逆に、切れない刃物で切った木材は表面がザラザラして水分を吸収し、腐りやすいそうだ。

だから、電動カンナも切るというよりも木材を削ぐという感じなので、表面がザラザラになり、紙ヤスリや電動サンダーで仕上げても、一見ツルツルになったように見えるが、これまた表面はザラザラで水を吸収するので腐りやすい。それで、昔の宮大工が作った建築物が長持ちするのは、切れる刃物で木材を加工していたからということもあるそうだ。

コンクリートの建築物は100年前後しか持たないが、西岡常一氏や小川三夫氏率いる宮大工の作った建築物は、200年から300年は持つという。とにかく、宮大工というのは素晴らしい仕事をしているようで、その成果品である新旧の寺社をいつかじっくりと見てまわりたいものだ。

ということで今回本を読んで、自分も今まで持っていてずっと手入れもしないで錆びついているカンナの刃や、ノミの刃を砥いでみようかと思った。ただ、カンナの手入れはすごく難しく、カンナの台自体を直すカンナもあったりして、調整がすごくシビアだ。

自分には無理そうなので、調整や手入れの簡単な「西洋カンナ」の使い方を覚えようかとも思っている。今回買った砥石セットは、普通の包丁も砥げるので無駄にはならない。草刈り鎌も砥げる。砥石の砥ぎ方がyoutubeにあったので、それを見てやってみるつもりだ。しかし、便利だねえ、youtubeは。