オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「あっという間にヨレヨ~レ!」

 

■朝から飲んでます

数日前、隣の72歳のオジサンの家の前で、隣の隣の家で除雪車で除雪をやってくれている、55歳のSさんが話していた。そこに自分が割り込んで行き、色々と話していると、そこに裏の75歳のオジサンもやって来た。4人も集まって話すのは、珍しいことだ。Sさん以外の3人で集まって話すことは、数年前は結構あったのだけど。

この72歳のオジサンは、今は1人で広い家に住んでいる。一昨年まで、近くの農場で野菜収穫のパートに行っていたようだが、職員の若いお姉さんに何度も怒られたりして、それもあってパートに行くのは辞めたようだ。その後、昼間から酔っぱらって、呂律の回らない言葉で、除雪のことなどで我が家に相談に来たが、ほとんどまともな話にならなかった。

それで今回、色々と話していて、自分が「そういえば最近、昼間から酔っぱらってないね?」と、からかい半分で言うと、「いや、朝から飲んでる。やることないから、暇で飲むしかない」と言う。時々、昼間に自転車で出掛けているのを見るが、日本酒のワンカップを買いに、近くのコンビニに行っているそうだ。酔っ払い運転だ。

 

         

■そして誰も居なくなった

一応、あまり飲んだらマズいということでワンカップを1つだけ買って飲むが、やっぱり、これでは足りないとなって、自転車で買いに行くらしい。ひどく酔っているときは、自転車が左右にフラフラしているので、車道に飛び出して車に轢かれるんじゃないかと心配になる。

裏のオジサンは75歳くらいだが、去年、胃がんの手術をして退院してきた。ずっと体の調子があまり良くないようで、痩せて元気がない。その前は、この人もパートの仕事が休みのときは、昼間から酒を飲んでいる人だった。今は、少しでも飲むと体にこたえてひどい目にあうと言って、まったく飲んでいないそうだ。

ということで、自分も含めた年寄り達は体も衰え、一気にヨレヨレになって来た。3年前は、まだ3人とも元気で、冬の時期は除雪をしていて、頻繁に顔を合わせていた。それが、段々とほとんど誰も外に出なくなり、顔を合わせることもなくなった。まだ55歳で除雪車で除雪しているSさんによると、自分=僕が一番、除雪で外に出て来なくなったと言っていた。

 

         

■あっという間に衰えるで~!

確かに腰が痛いのが一番だったが、老人性うつ病で何もしたくないし、やる気が起きなかった。あれほど雪かきが好きで、裏のオジサンから「やり過ぎない方がいいよ」と何度も注意されるくらい、毎冬、夢中になってやった。やり過ぎで、左肩鍵盤断裂までやった。 それなのに、まったくやらなくなった。今年の冬は、なんとかやる気が出るといいけど。  

それにしても、3年ほど前の我々オジサンたちは、みんな元気だった。それが、あっという間に、一気にヨレヨレになってしまった。 愚かなもので、体力も気力も一生続くような気がしてしまって、これほど急激に衰えるものだと思ってもみなかった。考えてみたら、自分の両親もそうだった。「まさか?」と思っている気持ちが分かった。だからこそ、今を大事に生きなければならないと思うのだが、なかなかねえ。