オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「リコーダーで腹式呼吸!」

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孫が喘息で、その喘息にいいと言われている腹式呼吸を自然に覚えることが出来る、管楽器のリコーダーやオカリナが良いと言う。自分もかつて、田舎の小学校のブラスバンドで、その他大勢のリコーダー部隊の一員だったことを思い出し、孫と一緒にやってみようと思って買ってみた。孫には子供用の危なくないプラスチック製のを買い、自分は木のものが良いと思って、メイプル製の2,400円のを買った。

久しぶりに吹いてみたが、小学生の頃のブラスバンドで練習した3曲を何となく覚えていた。もう50年以上も経つ。ところが、当時はその他大勢のリコーダー部隊だったので、多少間違っても分からないということがあって、何度も同じ個所を間違えていたのだが、今吹いてみてもやはり同じところで何度も間違えるので、可笑しかった。当時と同じままだ。

ハーモニカーは吸う時にも音が出るので、吐く時にだけ音が出る管楽器でないと、腹式呼吸を覚えるにはあまり適していないようだ。ハーモニカと同じようにリコーダーも、何度も間違いはするが、何となく思った曲をそれらしく吹けるのがいい。「埴生の宿(はにゅうのやど)」も、ビートルズの「フールオンザヒル」の間奏も、何となくそれらしく吹けた。この歳になって、こんなことをやるのも面白いもんだ。

改めて吹いてみると、確かに息を吐いて音を出すので腹式呼吸を自然に覚えるかもしれないと思った。腹式呼吸は吸う時間が1としたら吐く時間は3という風に、吐く息を吸う息の3倍ほど長くする呼吸法だ。禅僧などは、吐く息がかなり長いらしい。腹をへこまして息を吐き、腹を膨らませて息を吸う。この腹式呼吸法を習得すると、喘息の発作の時に酸素を取り入れて二酸化炭素を吐き出す、効率的な呼吸が出来るようになるのでいいらしい。

これは、自分のようなジイサンにも良さそうだ。歳を取ると口やノドの筋肉も衰えて来て、食事をしてもむせたり、声も出なくなってくるので、リコーダーを吹いて口やのどの筋肉もつけて、更に腹式呼吸を覚えて肺活量も強化出来たらいい。高齢者が飲み込む力が衰えて、誤嚥で気管に食べ物が入ってしまい、肺炎になって亡くなることが多い。自分のためにも、孫のためにも一緒にやって行きたい。