オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「理髪店に行って来たが、ガッカリ!」

 

■いつの間に値上げ?

この前、近くにあるチェーン店の大きな理髪店に行って来た。まず、受付の液晶画面で色々なコースを選択するのだが、いつもの2,080円のを選択した。それは、整髪、顔の髭剃り、シャンプーまで全部の「総合整髪」コースだ。髭剃りも整髪も終わり、最後のシャンプーでスッキリして、気持ち良く店を出て来るのがいつも楽しみだ。

今回もやっと終わりに近づき、いよいよ最後のシャンプーだと思って楽しみにしていたら、「それでは終わりました。どうぞ」と、自分の眼鏡を寄こした。「えええ!シャンプーはないの?」と言うと、レシートに書いてある通り「大人カットと髭剃り」だと言う。いつもの「総合整髪」ではなかった。

今回の「総合整髪」は、2,180円になっていたので、100円単位で価格に敏感になっている自分には、それはもっと余計なことをするコースだと思って、いつもの金額のコースを選択していた。家に帰ってから、自分が頑張って記帳している家計簿を見てみたら、シャンプーまでやってくれる「総合整髪」コースの価格が、2,080円だ。要は、値上げしていたのだ。100円も。高過ぎだ! 高杉晋作(たかすぎしんさく)だー!

        

■消費税下げろって、己のためか~い!

こんなところまで値上げして、便乗値上げかと思ったが、考えてみたら灯油代とか他の維持費も上昇しているのかもしれない。それにしても、なにもかも値上げだ。岸田の増税メガネのバカヤロー!と叫んだ。庶民の生活を考えもしないで、財務省の連中と私利私欲のためにヒドイことをやってる。腹が立つ。 ジャイアンツを解雇された監督、原辰徳(はらたつのり)だー!

自民党の若い議員から最近、消費税を下げないとダメだという声がやっと出て来たという。それが、国民のことを考えた常識で当たり前のことだと思っていたら、選挙が近づいてくると、当選に不安のある若い議員が「消費税を下げよう」と言い出すらしい。こんなことが3年前にもあったという。自分達に火の粉が降りかからないと知らん顔なんだから、我々国民をバカにしてる。

          

■人肌と木肌は同じようなもの

節約家の友人Tから、整髪も金がかかるから自分でやったらどうだと言われていた。Tは昔から自分で髪を切っていて、理髪店には行ったことがないという。自分も面倒だから、なんとか出来ないかと、少しだけやってみたことがあるが、うまく行きそうもないので止めた。それと、理髪店では、顔剃りでまぶたの裏までやってくれて、眉毛のはみ出た毛も揃えてくれる。

第一、いつも電気髭剃り機で髭を剃っているのと、カミソリで剃ってもらうのでは全然違う。木材の研磨に例えると、電動サンダーで表面にやすりをかけてテカテカにするのと、カンナで削ってツルツルにするという違いがある。

電動サンダーで仕上げて塗装をしない木材は、雨や水にさらされるとすぐ腐る。表面を顕微鏡で見るとザラザラだからだ。一方、カンナで仕上げた木材は木の表面を薄く削るので、ザラザラにならなくツルツルなので、水をはじく。だから、カンナで仕上げた建物の方がずっと腐らない。昔の木造のお寺などが長く残っているのは、そんなことがあるようだ。

 

        

 

理髪店の人が、だからカミソリでヒゲを剃った方が、肌が荒れないと言っていた。確かに、カミソリで剃ってもらった顔は、サッパリして気持ちがいい。そして、最後に頭髪の気持ちのいいシャンプーが終わって、スッキリして店を出て来るときの、あの爽快感! それを思うと、約2千円の出費も惜しくはない。