🔲 お気に入りの低糖菓子が消えた
「カカオ70%の板チョコ」と「こんにゃくのわらび餅風味」が、店頭から無くなった。夜、甘い物が欲しくなったときは、「カカオ70%の板チョコ」がすごくいい。これはイオンのPBの物だと1枚110円なので、安くて量があるので非常にいい。
このチョコレート、血糖値が上がらないどころか、逆に下げてるんじゃないかというくらい、食べると血糖値が下がる。血糖値を上げないというどの本を読んでも、このカカオ70%以上のチョコレートは出て来るので、そのせいで買う人も多くなったのかな。
このチョコレートが最近、店頭から消えた。数日前にも見たら無くて、生産が間に合わないとかいう紙が、棚に貼ってあった。ネットで調べてみたら、カカオが不足しているらしい。カカオの生産地はアフリカや中南米で、特に南アフリカのコートジボワールと隣の国のガーナで、全体の供給量の60%以上を占めているという。
🔲 気候変動の影響
しかし、カカオは気候変動による不作で、収穫量が前年より3~4割減少しているとのこと。干ばつでカカオの木が枯れて、洪水や病害虫の被害もあり、カカオの病気も増加しているという。さらに、違法な金採掘業者の有害物質で汚染されて、壊滅的打撃も受けているそうだ。
今年は、収穫量が壊滅的に落ち込んで供給不足になるようでカカオ先物は年初から価格が2倍以上になった。相場も史上最高値を更新していて、益々価格が上がって行きそうだ。コーヒー豆も2050年度には、気候変動の影響で生産が現在の50%以下になるということで、今までのように簡単にコーヒーも飲めなくなるのではないかと言われている。
今まで普通に食べていた物や飲み物も、気候変動の影響でこれからは普通ではなくなりそうだ。一番、目に見えて変わって来てるのは海産物だろう。北海道では、最近フグが大量に獲れて驚いている。ブリも獲れていて、今まで獲れていた鮭やイカなどは、ほとんど姿が見えなくなっているようだ。
🔲 こんにゃくだった、わらび餅
「こんにゃくのわらび餅風味」は最初は、ずっとわらび餅だと思ってた。ダブルワークのビルの端っこにある「まいばすけっと」という、小さなスーパーのような店に置いてあった。自分しか買わないようで、段々と隅の方に置かれて、最後は安く下げた値札を貼って在庫処分していた。これも、安くて美味い!
製造は京都の会社で「さすが、本場だけあって美味いな!」と言ってたら、こんにゃくの加工品で「わらび餅 風味」だった。「バカ舌じゃんか!」とバカにされるな。これも安売りをしていて、とうとう棚から無くなった。これも調べてみると、資材費の高騰などや、皆があまりこんにゃくを食べなくなったことがあり、生産農家が減っているようだ。
他の店で、本当のわらびを使った「わらび餅」を売ってるので食べてみるが、それほど美味いと思わない。かえって、こんにゃくで作ったわらび餅風味の方が食感も良くて好きだ。貧乏舌なのか。でも、いつか本物の手作りの本格的なわらび餅を、京都とかで食べてみたいもんだ。それにしても、自分がいいと思うものは、なんでもすぐ無くなるな。