オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「心臓のカテーテル検査をしてきた」

■女房の登山と重なる

25日の午前10時に入院し、26日にカテーテル検査をし、27日に結果と退院となった。結果は、とりあえず薬で治療ということになり、手術にならなくて本当に良かった。体のことはもちろんだが、入院したらその間の入院代がかかり、その間のパートの収入がまったく無くなってしまう。こういう時のための備えがないというのは困るもんだ。

入院する前のことだが、女房が「そういえば入院どうなったの?」と言う。「25,26,27日が検査入院になった」と言うと、女房は「あー、良かったあ!私もちょうど、25,26,27日と登山で連泊してくる!」と。 女房は一人で夜、家に居るのが嫌なので、ちょうどいいということらしい。

しかし、普通の夫婦なら「1人で大丈夫なの?」とか、「私はいないけどいいのか?」とか、一応は言うもんだ。今に始まったことではないので黙ってたら、かなり経ってから、「そ、それじゃあ、検査、頑張って」と言ったが、何を頑張れってんだよー!(;`O´)oコラー!  いつも、登山で崖から滑落しないかなと思ったりする。         

      

 

■ストレスが溜まる

女房は昔から、自分(俺)が体調が悪いと話しても「いや、私も…」と言って、延々と自分のことばかりずっと話して、こちらの話は一切聴かない。とにかく、自分のことしか頭にない。それは分かっていたことだが、流石にこの歳になると段々と共同生活者として、どうなのだろかと思うようになってきた。

遠藤周作さんだったと思うが、夫婦とはお互いに背中合わせでずっと敵と戦って来たが、年齢を重ねるとその敵もいなくなり、ゆっくりとお互いに冷静に向かい合ったとき「こんな人と、今まで一緒にやって来たのか?と思う」と書いていた。だから、熟年離婚も多いのだろう。

ということで、心臓の治療に関しては、薬を飲み続けて、あとは血糖値を上げないようにしたり、適度な運動をしたり、食事の管理や健康管理に気を付けることになる。それとストレスだが、今回の心臓の動機に関して、それほど影響はないと思っていたが、実際には仕事のことや、夫婦関係のことで結構ストレスが溜まっていたと分かってきた。

 

          

■アマノジャクな自分

後、どれくらい生きることが出来るのかと真剣に考え、残された時間で何をしたいかと考えた。そうしたら、自分の体と同じように老朽化している我が家の修繕が、かなりあることが分かった。それをやるだけでも、かなりの年数がかかる。直したり、使いやすくしたり、見栄え良くしたりして、自分でコツコツやる楽しみがある。さらに、庭を野菜畑にしようかとか考えてる。

料理を覚えて、自炊を本格的にやってみようとか、木工も色々と作ってみようかとか、やることがたくさんあることに気がついた。しかし、残された時間がそれほどないかもしれないと思ったら、途端にこんなに色々と思いつくのだから、ぐうたらというのか、アマノジャクというのか、自分でも訳が分からない。

 

          

■後10年、生きたい

そういえば、ずっと死にたいと思っていた人が、臨死体験をして生き返ったりすると、それからは「この世を最後まで生きたい!」と強く思うという。前向きな気持ちになると。 若い頃は、気が遠くなるくらい時間がまだまだあると思っていたが、こうして50代、60代になると、なんと人生の短くて早いことかと驚く。どうせ短い人生、最後まで生きたい。

もう10年、何とか生かして欲しいと思うが、後は自分の摂生次第かな。今回の入院に関して、実に色々なことがあり、出会いもあり、色々な話を聴き、思うことがたくさんあった。それは次の記事で書くことにしよう。