2年以上前に、瞬間湯沸かし器のケトルのスイッチが入らなくなった。それで、すぐ買い替えようと思ったが、YouTubeでその直し方というのがあった。動画の通りにやってみたら簡単で、すぐ直った。それから、ずっと今まで問題なく使えてる。
今回は電子レンジのスタートボタンが、なかなか入らなくなった。カチャカチャやるとすぐ入るときもあれば、まったく入らないときもあり、半分諦めてスイッチを押していると入ったりする。これはもう買い替え時だと思っていた。
今は、女房と何もかも折半で払っているのだが、女房は根性が悪いのと、自分よりも使う回数がずっと少ないのもあって「買うのはもったいないから、まだもう少し使っていよう」と言って買い替える気がない。仕方なくずっと使っていたが、スイッチを何十回押しても入らないときなどは、頭に来る。
「もう駄目だから買うよ。俺は自分専用のを買うから、それぞれ別にしよう」と女房に言って、安いのを買うつもりだった。しかし、そのとき、前のケトルのことを思い出した。もしかして、またYouTubeに修理方法が載ってるかもしれないと。でも、ケトルのような単純な家電ではないから、どうかなあと半信半疑で調べてみたら、あった。
しかも、やり方を動画で見ると、接点回復材みたいなのを使うので買ってこなければならないが、簡単なやり方だ。これなら俺にでもできると思って、早速ホームセンターに仕事帰りに寄って値段を見たら、Amazonで買った方が400円も安かったので、買うのをやめて3日ほどAmazonから到着するのを待った。
そして、女房が家に居ないときに、じっくりと取り組むことにした。こういうものは、焦ったらダメだ。前にも何度も書いたが、かなり前に老人ホームで勤めたときのケアマネージャーの友人O氏から教わったことが頭にある。「やったことがないことでも、じっくりと調べたら直せるんです」と言って、実際に次々と直して行った。
それから、やってみれば案外出来るもんだという気持ちになった。今回の電子レンジにしたって、機械の中身なら複雑で分かるはずがないが、要はスイッチの接触が悪いというだけのことだ。それだけのことなのに、電子レンジという機器すべてを考えて、直すのは無理だと思い込んでいる。
今朝やってみたら、直った。素晴らしい! 我ながら、天才じゃないかと思う。大満足だ。こうしてやってみれば、まだまだ何とか使えるものがあるのだなあ。家の中や周辺の修理や修繕などにも、色々とチャレンジしてみようと思う。完全に出来なくても、満足感がかなりある。