オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「トイレが詰まった!」

我が家のトイレは1階と2階にあるが、1階は流れる水量が多く、勢いもあるので詰まることはまずない。しかし、1階のトイレは5年ほど前に新しいのに取り換えてから、水量が少なくて頻繁に詰まるようになった。それで今回、またも詰まり、詰まり解消の道具(ラバーカップと言うそうだ)を何度使ってやってもダメだったので、業者を頼んだ。

今回、業者の人に色々と話を聴いて、すごく勉強になった。まず、最近のトイレはほとんどが節水タイプになっていて、水量は弱くなっているそうだ。それで、2階の古いタイプのと違って、1階のは流れる勢いも弱く、水量も少ないそうだ。

それと、トイレットペーパーについても、2層になっているダブルロールよりも、1層のシングルロールの方が詰まりにくく、更に絵柄の入っているのも溶けにくいのでダメで、入っていない真っ白の方が溶けやすくて、詰まりにくいということだった。今回詰まったトイレットペーパーは、全体の色がピンク色で絵柄の入ったダブルロールだった。

       

詰まりを取る、ラバーカップの使い方も聴いてみた。コツがあるのかと聴いてみたが、自分が考えていた通りの答えだった。それは、押したり引いたりするときにコツがあるのではなくて、要は真空にすることだと。 真空にするとは、便器の穴をスッポンのゴムで完全にふさいで空気が入らないようにするということだ。これは自分もそう感じていたことだった。何事もコツがある。

そして、この業者は詰まりを直すのに、大きなバックから秘密兵器のラバーカップの親分みたいなのを出した。真空タイプのバズーカ砲みたいなものだった。買ったら、5万円くらいするらしい。「これで、通らなかったら重症ですね」と言いながら脇に抱えて数回やったら、詰まりが通った。ヤッター!これで、金もそれほどかからないで済む。全部で、11,000円だった。

実は自分も以前、真空タイプのパイプクリーナーという小型のをAmazonで買ったことがあるが、使い方がよく分からず、効果がないと思って捨ててしまった。しかし、この業者の人に聴いたら、それも先のゴムの部分を便器の穴に上手く当てて、空気が漏れないようにするのがポイントだと聞いて、失敗したと思った。捨てなければ良かった。また買おう。普通のラバーカップよりも、強力だそうだ。

 

        

当然だが、業者は小額の仕事よりも、金額が大きい清掃工事をやりたがるので、ほとんどの場合はそれを薦める。今回も外のトイレの排水を見て行ったが、そのときに「失礼ですが、ご家族で糖尿病の方は居ますか?」と言った。俺がそうだと言うと、配管の縁の方が白くなって固まっているので分かるという。それで便が流れにくくなり、詰まる原因にもなるという。

トイレだけでなく水道の配管全体の清掃にもなるので、考えてみて欲しいとのことだった。金額は4万円もするので、検討してみると言ったが、当分やらなくても大丈夫だろう。当面は、ラバーカップの世話になる。使い方もコツが分かって来た。ラバーカップの達人になるぞ。

それにしても、我が家も築40年になる。自分の体の血管も詰まり、家の配管も詰まって、お互いに老化して来た。メンテナンスが必要なようだ。