オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「隣町に、有名ラーメン店が3軒も」

我が家から車で約12分の距離の南幌町に、昨年と今年にかけて、札幌市内の有名ラーメン店が2軒も出店した。南幌町には「きらら」というミシュラン・ガイドにも載ったラーメン店があるが、我が家から「きらら」に向かう途中の工業団地の道路脇に昨年、「高橋」の2号店が出店した。そして、今年初めに「きらら」の数軒隣に、「おお田」が移転してきた。

人口が7千400人しかいない南幌町に、195万人の札幌市内から移転したり、2号店を出店してどうするのかと思ったが、この前ローカルテレビで特集をやっていて納得した。「高橋」と「おお田」の特集番組で、やはり、何故、大都市の札幌から田舎の南幌町に出店したのか、ということがメイン・テーマだった。

「高橋」は札幌市内で営業しているが、駐車場の確保が大変で、借りている駐車場の経費が嵩んで利益が減っているらしい。確かに札幌市内の有名店は、どこも駐車場がなくて大変だ。それで、この南幌町市街手前にある工業団地の、周りに何もない場所に2号店を出したが、空き地のような駐車場は広く、楽に20台は停めることができる。

下記の画像は、「高橋」の駐車場と醤油ラーメン。

     

「おお田」は、新たに田舎で住居兼店舗にして、奥さんと二人でゆっくりラーメン屋をしながら、余生を送ろうと思っていたそうだ。しかし、開店したら前よりも客が入り、忙しくなって当てが外れたと言っていた。この店は、朝ラーメンと言って、朝6時から開店している。閉店は14時半だ。朝早くから、ラーメンを食べにくる客がいるのは驚きだ。

どうして、こんなところまで客が来るのかと思うが、実は札幌市内からこういう田舎の近郊の店に、1時間も2時間もかけてやって来る客は多い。駐車場の問題もあるし、結構遠くてもドライブがてらやって来て、飲食を楽しむという人が多いようだ。街中のゴチャゴチャしたところに食べに行くよりは、気持ちがいいのだろう。

「高橋」の味は、小さく刻んだ玉ねぎがスープにたくさん入っていて、濃厚なスープにその甘みが加わって、自分好みの味だ。醤油と塩ラーメンだけで、味噌ラーメンはない。「おお田」の味は、溜まり醤油を使っているそうで、実にあっさりとした大人の味だ。醤油ラーメンしかないが、「たまり」、「白たまり」、「淡口」の3種類がある。

下記の画像は、「おお田」の外観と白たまり醤油ラーメン。

     

それぞれ3店とも、個性がある。今度はどの店にしようかなと思ったりもするが、やっぱり、馴染みのお気に入りの「きらら」に行ってしまう。ここの醤油ラーメンは、どこの店よりも一番好きだ。昔ながらの旭川ラーメンも時々食べたいのだが、この辺にも札幌市内にも、そんな店がない。それこそ「旭川ラーメン」という店はあるが、食べたことはないが、それほどでもないという話だ。

自分のパソコンの修理やDTMを教えに来てくれる友人Oが、旭川ラーメンが一番好きだと言っていた。本当の旭川ラーメンを食べるには、やはりあっちの方まで行かないと食べられないと言っていた。今度、旭川の隣町の友人に会いに行くので、昼飯は旭川ラーメンでもいいんだけどなあ。それと、小ライスか小チャーハンで。